相撲八百長防止改革案

2014年11月23日 (日)

八百長を疑われないような取組編成が必要(羽黒蛇)

八百長を疑われないような取組編成が必要(羽黒蛇)

7勝7敗の力士が千秋楽に勝ち越すと、八百長を疑われる。疑われないようにするには、7勝7敗同士を対戦させるしかない。

13日目までに勝ち越している力士が、7勝6敗または6勝7敗の力士と対戦して負けると、八百長を疑われる。7勝6敗または6勝7敗の力士同士を対戦させるしかない。

今場所の14日目な、疑われても仕方のない相撲があった。

7勝6敗の旭秀鵬が8勝5敗の千代大龍に勝つ。寄り切り。5.8秒。

横綱大関と対戦する地位に上がったことのない「幕下下位」の旭秀鵬と、横綱大関を倒したことがある「幕内上位」経験者の千代大龍。実力は千代大龍がはるかに上。番狂わせである。

四つ相撲の旭秀鵬と、押し相撲の千代大龍。立合いから一気に千代大龍が押し出すだろうとテレビ画面を見ていたら、立合いで四つに組んだ。

テレビの解説は師匠の九重親方。「旭秀鵬に負けるようではダメだ。」とでも言うかと期待したが、立合いのまずさを指摘しただけ。

私は、千代大龍が、八百長をして、勝ちを譲ったと思ったわけではない。プロ同士の相撲なので、千代大龍がたまたま調子が悪かったのかもしれないから。

しかし、私のような素人が見て、いかにもこの相撲は怪しい、と思われるような相撲は避けた方がよい。避けるためには、8勝5敗と7勝6敗を対戦させないことだ。

6勝7敗の松鳳山が、9勝4敗の蒼国来に勝つ。

「幕内中位」押相撲の松鳳山と、「幕内下位」四つ相撲の蒼国来。

左四つで松鳳山が寄り切る。5.8秒。

テレビ解説では松鳳山得意の左四つになり、右四つの蒼国来は力を出せなかったと。

実力では松鳳山が上なので、怪しい相撲とは感じなかったが、蒼国来が右四つを狙わなかった、抵抗しなかったとのは、怪しいと疑われる可能性はある。八百長を疑われることを避けるには、6勝7敗と9勝4敗を対戦させないことだ。

7勝6敗の荒鷲が8勝5敗の千代丸に勝つ。寄り切り。3.3秒。「幕下下位」同士の対戦。四つ相撲対押し相撲。

以上の三番とは逆に、8勝5敗の旭天鵬が7勝6敗の玉鷲に勝つ。勝つと疑われないが、負けると八百長を疑われる相撲を取らせることが、力士には酷な気がする。

8勝1敗から4連敗した旭天鵬は、全てを疑いの目で見ると、勝ち越したので今場所負けて来場所星を返してもらうのか、と疑われる。疑われないようにするには、勝つしかない。私は特別に旭天鵬を応援している訳ではないが、旭天鵬が14日目に勝って、相撲ファンとして安心した。

羽黒蛇

2014年11月10日 (月)

休場で地位を下げないことが八百長防止(羽黒蛇)

休場で地位を下げないことが八百長防止(羽黒蛇)

 

栃ノ心の怪我による休場を例に、現行制度と、私の提案を比較してみる。

                                                                                                                       
 

 

 
 

実際の地位

 
 

実際の成績

 
 

実際の給料

 
 

羽黒蛇案地位

 
 

羽黒蛇案給料

 
 

257

 
 

前頭11

 
 

3-3-9

 
 

幕内

 
 

前頭11

 
 

幕内

 
 

259

 
 

十両1

 
 

全休

 
 

十両

 
 

前頭11

 
 

十両

 
 

2511

 
 

十両14

 
 

全休

 
 

十両

 
 

前頭11

 
 

十両

 
 

261

 
 

幕下15

 
 

全休

 
 

なし

 
 

前頭11

 
 

なし

 
 

263

 
 

幕下55

 
 

7

 
 

なし

 
 

前頭11

 
 

幕内

 
 

265

 
 

幕下6

 
 

7

 
 

なし

 
 

 

 
 

 

 
 

267

 
 

十両12

 
 

132

 
 

十両

 
 

 

 
 

 

 
 

269

 
 

十両5

 
 

15

 
 

十両

 
 

 

 
 

 

 
 

2611

 
 

前頭8

 
 

 

 
 

幕内

 
 

 

 
 

 

 

4場所休場した栃ノ心は、羽黒蛇案では、休場明けの263月が幕下ではなく幕内。栃ノ心のように、4場所連続優勝で幕内に復帰する例は非常に少ない。

羽黒蛇案の、地位と給料が出場と同時に元に戻る、と比べると、

現行制度は、元の地位と給料に戻るのに、最低でも休場と同じ場所数優勝を重ねないと復帰できず、病気・怪我に対するペナルティとしては大きすぎる。

 

ペナルティが大きすぎると、八百長を誘発する。

 

栃ノ心は出場できない大怪我だったが、架空の議論として、

前頭11枚目の力士が32敗で怪我をしたとする。

本来は休場すべきだが、地位を下げたくなかったので、出場したとする。

ガチンコでは、312敗となる重傷だったとする。

私だったら、八百長の誘惑に負ける。

前頭11枚目なら69敗で、幕内の残れる。3番買おう。

この3番を来場所返すとすると、03敗で、12日間、84敗はら勝ち越しで幕に残れる。

 

私のように平気で悪魔に魂を売る人間が相撲界にいると、現行制度は八百長の誘惑に負ける力士が出てくる。

仮にそんなことが全くないとしても、怪我をしているのに勝つのは星を買っているのではないか、とファンに疑われる。

 

八百長問題は、本当に八百長があるか否かよりも、ファンに八百長があるのではないかと疑われるような制度をなくすことが大事なのである。

休場しても地位を下げる現制度が、八百長の疑いを増やし、

休場しても地位を下げない制度が、八百長の疑いを減らす。

 

蛇足だが、前頭4枚目以上にのみ幕内優勝の資格、5枚目以下にはたとえ全勝でも優勝と認めない制度も、八百長の疑いを減らすためには必要。

私のように平気で悪魔に魂を売る人間が相撲界にいると、大関の実力があれば、上位で八百長して負け越し、下位で優勝をめざす。

 

羽黒蛇

2014年10月14日 (火)

オサエ、江戸から明治にかけての大相撲(羽黒蛇)

 

オサエ、江戸から明治にかけての大相撲(羽黒蛇)

 

 

 

和歌森太郎著作集、15相撲の歴史と民俗、37

 

文明開化の思潮が濃くなっていくにつれて、相撲の持つ古典的な味が一がいに旧弊としてののしられたことも当然であった。

 

のみならず、その当時角界には八百長が非常に多かった。

 

その点も新しい時代に相応した競技とはいいにくいという批評になって指摘された。

 

また、オサエという隠語があって、年功が積まなければ、たとえ実力は強くても、弱い先輩に勝ってはならない不文律が行われていたが、

 

これも、見物をだますこともはなはだしいものだと非難されていた。

 

人間それぞれ自律自存すべき今日、このような行為を打破しなければ、相撲は亡びるであろうといわれた。

 

 

 

感想!

 

江戸時代の話。大関に勝って師匠に褒めてもらいたくて部屋に帰ると、叱られたという有名な逸話。「お前が大関に勝ったので、明日からのお客の入りが悪くなる」

 

 

 

逸ノ城が、立合いの変化で、稀勢の里・鶴竜に勝った相撲に対して、「横綱大関に初めて対戦する力士が立合い変化などとんでもない」という非難を聞いた時に、相撲ファンの中には、オサエの伝統がある、

 

つまり「若手は上位に挑むけれども、横綱大関が勝つべきである」「若手は上位に対して、勝つ可能性が高い作戦を選ばず、玉砕すべきである(自分の相撲を取ってどれだけ通じるかを試すのが本場所の相撲という美名の元に)」と感じた。これは自分自身の心情を自己分析した結果でもある。

 

 

 

私は横綱は勝てなくなったら降格すべきであると考える。

 

現代の相撲では、オサエの伝統は排除された。

 

横綱が勝ち続けることはできないという前提で、番付を柔軟に編成すべき。

 

 

 

横綱には降格はなく引退しかないことが大相撲の価値を高めているという意見に対しては、少しでも八百長を疑われない制度が好ましいと指摘したい。

 

 

 

相撲の伝統は、横綱降格制度を採用しても揺るがないであろう。

 

そんなに、やわなものではないと確信する。

 

 

 

羽黒蛇

 

2014年5月21日 (水)

白鵬と稀勢の里が13日目ではなく12日目に対戦する理由を推察する(羽黒蛇)

白鵬と稀勢の里が13日目ではなく12日目に対戦する理由を推察する(羽黒蛇)

 

明日の割りを知った時に、白鵬か、稀勢の里か、どちらかが13日目以降に休場する可能性があるのかと心配した。

白鵬と稀勢の里、優勝争いのトップにたっているだけでなく、毎場所、横綱同士よりも注目される一番である。

一番人気の一番がなくなるくらいなら、早く対戦させようという理由なのか。

 

もう一つ考えられる理由は、白鵬と㔟を対戦させるため。

白鵬の対戦相手を、12日目稀勢の里、13日目鶴竜として、14日目には優勝の可能性があれば㔟、そうでなければ琴奨菊、千秋楽は日馬富士とする。

 

琴奨菊は56敗で、明日が日馬富士。上位で対戦していない相手は、白鵬、豪栄道、栃煌山。関脇二人に勝っても、横綱二人に負けると78敗で負け越し。

もし、白鵬(101敗)と㔟(92敗)を12日目に対戦させると、白鵬と琴奨菊の一番は自然消滅。「琴奨菊の勝ち越しの可能性を高めるために、白鵬と対戦させなかった。これは協会ぐるみの八百長である。」と批判されかねない。

かかる批判をさけるために、そしてできるなら白鵬対㔟を避けて、白鵬対琴奨菊を組ませるために、白鵬・稀勢の里を一日早くした。

㔟が2敗で勝ち進めば、やむなく白鵬・琴奨菊を取りやめにして、白鵬と㔟を14日目に対戦。

 

相撲協会が㔟の平幕優勝(上位と全て対戦しない「八百長」優勝)を避けるために、白鵬対㔟の対戦を考えているとしたら、打ち手が遅い。

7日目に、白鵬と㔟(51敗)を対戦させることができた。(白鵬は旭天鵬と対戦)

9日目に、㔟と琴奨菊を対戦させることができた。(琴奨菊は旭天鵬と対戦)

10日目に、㔟と鶴竜を対戦させることができた。(鶴竜は安美錦と対戦)

11日目は、㔟と稀勢の里が対戦。

12日目は、㔟が松鳳山と対戦するが、日馬富士(琴奨菊と対戦)か、栃煌山(豪風と対戦)との取組も可能。

 

下位力士が勝ちこんで、優勝の可能性がでてから上位と対戦させ、さらに勝ちこんで優勝することを羽黒蛇は否定する。

仮に、後半8番を上位と対戦させたとしても、前半7番は勝っても優勝に価しない下位力士との対戦なのだから。

 

上位力士16人(今場所は東4枚目の遠藤)は、ほとんど全員と対戦するように、初日から割りを組んでいる。

㔟が仮に13日目以降上位16人の誰かと対戦しても、15日間で、12日目までの、

旭天鵬 西3枚目 

安美錦  東3枚目 

稀勢の里

3人と合わせ、たったの6人である。

 

㔟は132敗の可能性がある。

白鵬と稀勢の里は明日対戦するので、どちらかが111敗と102敗。

白鵬が勝てば、㔟が13勝しても、白鵬の優勝の可能性が高い。

しかし、稀勢の里が勝って優勝争いのトップにたった場合、旭天鵬が優勝した場所のように終盤稀勢の里が脱落し、2敗の白鵬が日馬富士か鶴竜に敗れ3敗となり、㔟が優勝あるいは同点という可能性がある。

 

同点の場合は、㔟の対戦相手が弱かったことを理由に、優勝決定戦なしで、白鵬か稀勢の里か日馬富士が優勝。

13勝、次点の、白鵬か稀勢の里か日馬富士が12勝の場合は、㔟の対戦相手が弱かったことを理由に、㔟を準優勝にするのがよい。

これが八百長優勝を防ぐ。

それができないなら、江戸時代のように、幕内の枚数を今の3分の1に減らそう。

 

羽黒蛇

2012年5月28日 (月)

何故、幕内最高優勝は、上位力士全員と対戦しなければ認めてはいけないのか(羽黒蛇)

何故、幕内最高優勝は、上位力士全員と対戦しなければ認めてはいけないのか(羽黒蛇)

 

三つの理由がある。

理由1:八百長の防止。

理由2:歴史の改ざんを防ぐ。

理由3:力士が嫌がっている。

 

上位と対戦しない平幕優勝を認める現行制度は、八百長を誘因している。

稀勢の里のような大関に昇進する実力のある力士が、優勝しようと考えたら、大関に昇進して、上位力士全員と対戦するより、

八百長して下位に下がり、10日間楽な相手と対戦し全勝し、残り5日間の上位との対戦に集中する方が、優勝の可能性は高い。

八百長を防止するためにも、序盤戦で上位と対戦しない平幕力士に、たとえ全勝しても、優勝の資格を与えてはならない。

 

吉葉山は1回しか優勝していない。時津山は1回も優勝している。

豊山は1回も優勝していない。富士錦は1回も優勝している。若浪は1回も優勝している。

稀勢の里は1回も優勝していない。旭天鵬は1回も優勝している。

吉葉山と豊山の優勝回数は、本来は、吉葉山2回、豊山1回か2回である。

現行の優勝制度は、歴史を改ざんしている。

一刻も早く、これ以上の改ざんを防止すべき。

 

私の相撲史の知識の範囲だが、横綱大鵬は、2回、わざと負けている。

1回目は、昭和40年初場所の千秋楽、優勝が佐田の山に決まった後で、77敗の横綱栃ノ海と対戦した一番。

2回目は、昭和44年名古屋場所の千秋楽、大関清国との一番。

 

この場所は14日目までに、横綱大鵬、大関清国、大関琴桜、前頭5枚目藤ノ川の4人が113敗でトップ。千秋楽の取組は、

○藤ノ川12-3 ●前乃山(関脇)

●琴桜 11-4 ○北の富士(大関)

○清国 12-3 ●大鵬 11-4

 

何故大鵬はわざと負けたのか。

入門が同期の清国に優勝のチャンスに、勝ちを譲ったのか。否。

 

大鵬がわざと負けたのは、藤ノ川と優勝決定戦を戦いたくなかったからと言われている。(真実かどうかはわからない。この説は定説になっていると私は思うが、証拠はない。)

 

藤ノ川はこの場所、前頭5枚目で、関脇と小結の4人とは対戦しているが、横綱・大関5人とは対戦していない。

 

大鵬は、たとえ同じ幕内で同点の123敗とはいえ、そんな力士と、優勝決定戦を戦いたくなかった(と想像されている)。

大鵬の優勝辞退の是非について、同情する人より、全力をつくさない横綱を非難する者が多いだろう。鏡里のように全力をつくせと。(鶴ヶ嶺と優勝決定戦で勝利、昭和31年初場所)

 

私は、大鵬に、同情も、非難もしない中立的な立場であるが、

横綱に、このような気持ちにさせ、優勝を辞退させるような制度は、なくさないといけない。若き日の羽黒蛇は、心の中で、強く誓ったのである。

このブログでは、40年間思い続けてきた主張を書いている。

 

終盤だけ上位と対戦した下位力士の優勝(半分インチキ優勝)を、認めない優勝制度に変えるべきという根拠は以上の通りである。

 

羽黒蛇

2012年3月11日 (日)

つまらなかった相撲は、負けた力士に「もう一番相撲を取らせる」権利を与える(羽黒蛇)

つまらなかった相撲は、負けた力士に「もう一番相撲を取らせる」権利を与える(羽黒蛇)

相撲は立合いで勝負が決まる。

故に、少しでも有利な立合いをしようと、駆け引きが生じる。

一方、相撲の立合いには、美しさが求められる。

ファンは、「美しい立合いの、面白い相撲」にお金を払って見る。

勝とうとすると、立合いが美しくなくなる可能性がある。

相手を出し抜いて、立合いを有利にして、勝つ可能性を高めようとする力士は後をたたない。

立合いの美しさと、勝つ努力は矛盾する。

白鵬のように、圧倒的に実力が上なら、美しい立合いをして勝つことができる。

白鵬のように強い力士が、立合い変化しても非難されないのなら、時々変化して、今以上に勝率を上げることができる。

白鵬が変化しないのは、立合い変化すると非難されるからであり、立合い変化して勝ったとしても、「そんな相撲には価値がない、そんな相撲をお客さんには見せたくない」、と思っているから。

相撲とは、そもそも本質的に、美しい相撲を見せなくては興行成績が悪くなるのに、醜い立合いをした方が勝つ可能性が高くなるという矛盾をかかえている。

この問題を解決するには、立合いの失敗で負けてしまった力士に、「もう一番」チャンスを与えることである。

例えば、初場所12日目、把瑠都(11勝)に負けた稀勢の里(92敗)。

変化で勝った把瑠都は悪くない。(12勝)

変化で負けた稀勢の里が悪い。(93敗)

負けた稀勢の里が、「もう一番」相撲を取りたければ、「もう一番」と宣言する。

仕切り直しから、時間。もう一番相撲を取る。

把瑠都が勝ったら、12勝0敗のまま、稀勢の里は敗れて、9勝4敗(この一日で2敗)

把瑠都が負けたら、11勝1分け、稀勢の里は勝って、921

何故、二回勝った把瑠都に、1勝だけとするのか。

一番目で立合い変化で勝ったから。つまり、お客さんの期待する相撲をとらなかったから。

一日で2勝しようとして、立合いの変化の相撲が増えるのを防ぐため。

立合いの変化で勝っても、

けたぐり

とったり

小手投げ

のような難しい技をかけて勝った場合には、負けた力士には「もう一番」の権利なしというのは、私の考えだが、

「一瞬のうちに勝負がついてしまった相撲は、ファンの期待に応えていないので、もう一番お見せします」という、分かりやすいルールがよいだろう。

立合い変化で勝ってしまった力士は、せっかく勝ったの「もう一番」とらなくてはならないのかと不合理に感じるだろうが、立合い変化で勝てば、二番目負けても引き分け、つまり少なくとも、負けはなくなるのだから、合理的と考える。

勝だけではだめ。お客さんを満足させなくては。

相手に立合い変化されて負けるような、技量に不足の力士は、罰として一日2敗のリスクを負わせるという考えに基づくと、「もう一番」は負けた力士の権利とするのではなく、審判が、

ただ今の一番、両者力を出し切らずに勝負がつきましたので、もう一番とらせます。

と宣言させるのが、よいかもしれない。羽黒蛇

2011年12月25日 (日)

平成22年(2010年)  新十両16力士の戦績 (データ提供 真石博之)

四股名  部屋  出身地 平 成 2 2 年 (2010年)
 昇進時の年齢・身長・体重
 初土俵  昇進まで  昇進場所 1月 3月 5月 7月 9月 11月
高 安  鳴 戸  茨 城           十11
 20歳  185cm  148kg            11-4
 17年3月  34場所  11月            
栃乃若 春日野  兵 庫         十13 十10
 22歳  194cm  164kg          8-7 11-4
 19年1月 22場所  9月            
妙義龍  境 川  兵 庫 十14 下14 下54 三34 三94 下58
 23歳  186cm  135kg  1-2休12 全 休 全 休 全 休 7-0 6-1
 21年5月15枚目付出 4場所  1月            
松鳳山  松ケ根  福 岡     十12 十8 十11 下11
 26歳  177cm  134kg      9-6 6-9 謹慎休場 謹慎休場
 18年3月 25場所  5月         125kg  
大 道  阿武松  東 京   十14 十8 十2 下1 十12
 27歳  188cm  162kg    9-6 10-5 謹慎休場 4-3 9-6
 17年3月 30場所  3月     165kg      
佐田富士 境 川  長 崎   十11 十14 下1 十8 十2
 25歳  189cm  167kg    6-9 7-8 4-3 8-7 5-10
 15年1月 43場所  3月     175kg   169kg  
魁 聖  友 綱  ブラジル       十12 十4 十6
 23歳  194cm  169kg        8-7 7-8 11-4
 18年9月  25場所  7月         177kg  
宝富士  伊勢濱  青 森         十12 十7
 23歳  184cm  160kg          9-6 9-6
 21年1月  10場所  9月            
舛ノ山 千賀浦  千 葉           十11
 20歳  179cm  173kg            6-9
 18年7月 26場所  11月            
剣 武  藤 島  埼 玉           十13
 31歳  181cm  161kg            7-8
 13年3月 58場所  11月            

四股名  部屋  出身地 平 成 2 3 年 (2011年) 24年
 昇進時の年齢・身長・体重
 初土俵  昇進まで  昇進場所 1月 3月 5月 7月 9月 11月 1月
高 安  鳴 戸  茨 城 十3   十1 前11 前6 前8 前3
 20歳  185cm  148kg  9-6   8-7 9-6 6-9 9-6  
 17年3月  34場所  11月 150kg   148kg   155kg   158kg
栃乃若 春日野  兵 庫 十2   前11 前11 前7 前4 前4
 22歳  194cm  164kg  12-3   7-8 8-7 9-6 7-8  
 19年1月 22場所  9月 176kg   174kg   180kg   173kg
妙義龍  境 川  兵 庫 下26   下8 十12 十3 前11 前5
 23歳  186cm  135kg  6-1   4-3 11-4 13-2 10-5  
 21年5月15枚目付出 4場所  1月     142kg   140kg   140kg
松鳳山  松ケ根  福 岡 下51   下4 十3 十5 前15 前8
 26歳  177cm  134kg  7-0   7-0 7-8 11-4 10-5  
 18年3月 25場所  5月     128kg   134kg 松谷改め 133kg
大 道  阿武松  東 京 十8   十4 前12 前15 前12 前9
 27歳  188cm  162kg  9-6   8-7 6-9 8-7 8-7  
 17年3月 30場所  3月 168kg   168kg   161kg   168kg
佐田富士 境 川  長 崎 十7   十9 十7 十2 前15 前11
 25歳  189cm  167kg  6-9   5-10 9-6 8-7 8-7  
 15年1月 43場所  3月 176kg   168kg   171kg   181kg
魁 聖  友 綱  ブラジル 十1   前16 前5 前8 前14 前16
 23歳  194cm  169kg  8-7   10-5 6-9 4-11 6-9  
 18年9月  25場所  7月 175kg   174kg   180kg   173kg
宝富士  伊勢濱  青 森 十5   十3 前10 十1 前14 十2
 23歳  184cm  160kg  8-7   9-6 4-11 9-6 5-10  
 21年1月  10場所  9月 162kg   153kg   159kg   162kg
舛ノ山 千賀浦  千 葉 十14   十9 十1 前9 十2 十3
 20歳  179cm  173kg  8-5休2   9-6 11-4 2-3休10 7-8  
 18年7月 26場所  11月 174kg   175kg   180kg   178kg
剣 武  藤 島  埼 玉 十14   十14 十10 十2 前16 十4
 31歳  181cm  161kg  7-8   6-9 10-5 8-7 4-11  
 13年3月 58場所  11月 162kg   163kg   162kg   163kg

四股名  部屋  出身地 平 成 2 2 年 (2010年)
 昇進時の年齢・身長・体重
 初土俵  昇進まで  昇進場所 1月 3月 5月 7月 9月 11月
益荒海  阿武松  愛 知   十14 下1 十13 下9 下6
 21歳  173cm  138kg    7-8 4-3 3-12 4-3 4-3
 16年3月  36場所  3月            
城ノ龍  境 川  モンゴル         十11 十1
 27歳  180cm  115kg          10-5 6-9
 15年1月  46場所  9月            
明瀬山  木瀬→北の湖  愛 知           十13
 25歳  183cm  171kg            8-7
 20年1月  11場所  11月            
佐田海  境 川  熊 本       十14 十5 十9
 23歳  182cm  120kg        9-6 6-9 8-7
 15年3月  44場所  7月         124kg  
仲の国  湊   中 国         十12 下6
 26歳  185cm  165kg          3-12 1-6
 14年7月 49場所  9月            
蒼国来  荒 汐  中 国 十13 十7 十4 十3 前13 前13
 26歳  186cm  132kg  9-6 8-7 8-7 8-7 8-7 6-9
 15年9月 38場所  1月     128kg   130kg  

四股名  部屋  出身地 平 成 2 3 年 (2011年) 24年
 昇進時の年齢・身長・体重
 初土俵  昇進まで  昇進場所 1月 3月 5月 7月 9月 11月 1月
益荒海  阿武松  愛 知 下3   十13 十12 十5 十7 十10
 21歳  173cm  138kg  4-3   5-10 10-5 7-8 5-4休6  
 16年3月  36場所  3月     142kg   143kg   145kg
城ノ龍  境 川  モンゴル 十5   十11 十9 十6 十8 十14
 27歳  180cm  115kg  4-7休4   5-10 8-7 7-8 4-11  
 15年1月  46場所  9月 117kg   119kg   118kg   119kg
明瀬山  木瀬→北の湖  愛 知 十10   十7 十8 下4 下11 下5
 25歳  183cm  171kg  8-7   4-11 3-12 2-5 5-2  
 20年1月  11場所  11月 173kg   178kg        
佐田海  境 川  熊 本 十7   十8 十6 十8 十9 下8
 23歳  182cm  120kg  7-8   5-10 7-8 7-8 全 休  
 15年3月  44場所  7月 125kg   123kg   125kg    
仲の国  湊   中 国 下26   下23 下23 下29 下34 下49
 26歳  185cm  165kg  4-3   3-4 3-4 3-4 2-5  
 14年7月 49場所  9月              
蒼国来  荒 汐  中 国 前16          
 26歳  186cm  132kg  8-7 解雇  
 15年9月 38場所  1月 134kg    

2011年7月 9日 (土)

琴欧洲カド番 八百長を疑われないような取組編成とすべき(羽黒蛇)

琴欧洲カド番 八百長を疑われないような取組編成とすべき(羽黒蛇)

本日の朝日新聞朝刊で、やくみつる氏が、次のように述べている。

相撲協会は証拠主義で、八百長メールという物証が出ている者、たとえ訴訟を起こされても裁判を戦える程度の供述が得られた者の処分にとどめ、過去の八百長の存在を認めなかった。

過去の八百長の存在を認めず、疑惑を抱え込んだまま進んでいくことになってしまった。協会は最大のチャンスを逸したと思う。

証拠主義を貫いた結果、著しい不公平が生じたのではないだろうか。幕内上位にもまだ八百長力士がいるのではないかと、思っている人は大勢いる。

カド番琴欧洲は、場所前半に大関戦を組むべきだ。

もし、千秋楽に、86敗の魁皇と、77敗の琴欧洲が当たって琴欧洲が勝てば、たとえガチンコであっても失笑を買う。

琴欧洲の星勘定が苦しくなってしまう前に大関同士の対戦を組み、八百長を疑われる状況をつぶしていくべきだ。

感想:やくみつる氏の意見に賛成。

私は、八百長問題は、「八百長をなくすこと」を目指すのではなく、

「八百長を疑われる」ことを減らし、

「これなら八百長はないだろう」と相撲ファンと、相撲に関心のない世間一般に納得させることを目指すべきだと考える。

一番一番の相撲は、ガチンコか、八百長かは、見ただけでは分からない。

これは、絶対ガチンコだという熱戦は、何番かあるが、それ以外は、ガチンコとも、八百長とも疑える相撲がほとんどである。

片方の力士が一方的に勝ったら、勝った力士の立合いが素晴らしかったとも見えるし、負けた力士が手を抜いたとも見える。

四つ相撲の熱戦でも、どちらが勝つか決めた上で、「立合い右四つにさせてください。後は、星の返しであることばれないように熱戦にして、最後力を抜いて下さい。」というシナリオがあるかもしれはい。

明らかに手を抜いた、見苦しい相撲でも、立合いの呼吸が合わなかったからかもしれないし、怪我を隠しているのかもしれない。

観客が見ただけでは、本当に、ガチンコか、八百長かは、分からない。

力士に熱戦を見せるように要求すると、ガチンコの短い相撲が減って、八百長の熱戦が増えるおそれもある。

「八百長を疑われる」ことを減らすには、取組編成を変える必要があり、

「これなら八百長はないだろう」と思わせるには、番付編成を変える必要がある。

琴欧洲の大関戦を、序盤戦に当てる。

琴欧洲が終盤勝越していなかったら、勝越しも負越しもしていない力士と対戦させる。

この二点を実行すれば、八百長を疑われる可能性を大幅に削減することができる。

それが、面白い相撲を見せるという、相撲協会の本来の目的を果たすことになる。

充実した相撲を見せるには、力士だけでなく、審判部の責務は大きいのである。

羽黒蛇

2011年5月26日 (木)

八百長防止は簡単にできる (羽黒蛇)

すもう瓦版「土俵」に投稿した原稿を紹介します。

内容としては、このブログで提案したことをまとめています。

羽黒蛇

八百長防止は簡単にできる 

力士二人が示し合せれば八百長ができるから、八百長を完全になくすことはできない。仕組まれた八百長で見応えのある相撲を取ることは可能であり、ガチンコの相撲でも簡単に勝敗が決まることはある。よって、相撲内容で八百長か否かを判断することはできない。

八百長防止のために、力士のモラル向上をはかり、八百長が起こらないように監視することは重要であるが、これらをどんなに徹底しても、八百長を防ぐことはできないから、手段として適切とは言えない。

八百長を防ぐには、「八百長をすると損をする」取組編成と番付編成を新たに導入するしかない。現在の問題点は、

・幕内下位(十両)で勝越しと負越しを繰り返していれば、十両(幕下)に落ちない。

・星の回し合いで、お互いに地位を維持することができることである。

まず、取組編成については、単純な原則を導入する。13日目、14日目、千秋楽は、次の二つのグループに分けて、同じグループの中で対戦させる。

・グループ1は、勝越し力士及び負越し力士

・グループ2は、勝越し負越しを決めていない力士。12日目で、7-5・6-6・5-7、13日目で、7-6・6-7、14日目を終わった時点で、7-7の力士。

グループ2同士で対戦させることにより、ファン、世間、文科省に対して、「この取組編成であれば、力士は八百長ができない」と、納得してもらうことができる。

幕下以下では、初日から千秋楽まで、必ず同じ成績の力士が対戦しており、これを幕内と十両の終盤戦に拡大して適用するという単純な発想である。

さらに番付編成では、力士が来場所の番付を予想できないようにするために、二つの対策を実施する。

星の売買、星の貸し借りが行われるのは、今場所の星勘定で来場所の地位が読めるからであり、これが八百長の温床である。力士が翌場所の地位を読むことができなくなれは、八百長しても地位を維持できるかどうか分からなくなり、結果として八百長が減る。

一つ目の対策は、幕内と十両の定員(現在は幕内42、十両28)を毎場所、幕内3842人、十両2428人の範囲で変える。どうやって場所ごとの定員を決めるのかは、公平をきすために、くじで決めるのがよい。

二つ目の対策は、昇進の数を4-10人の範囲で、これもくじで決める。通常の成績では2人しか陥落しない場所で、3人以上の昇格が決まったら、下位で勝ち越している力士では陥落する可能性がある。

 

 以上の制度を導入すると、一場所一場所は幸運にも昇進する力士と、不運にも陥落する力士が出る。しかし、長い目で見ると、強い力士が昇進し、弱い力士が陥落する。本当は弱いのに、星の売買・貸し借りで地位を維持することが難しくなる。

幕内下位では87敗でも、十両に陥落する可能性がある。8勝した後で、他の力士から「君は勝ち越しているのだから、星を売ってくれ」と誘われても、「8勝では陥落するかもしれない、9勝でも不安だ、10勝を目指して幕内維持を確実にしなくは」と断ることになる。

 

 次に、八百長防止の観点で、横綱・大関の昇進基準と降格基準を同じにすることを提案したい。昇進が難しく、降格基準が甘いという現行制度は、八百長の温床である。昇進時の成績を維持できなければ降格させる基準にして、弱い横綱を大関に降格、弱い大関を関脇に降格させる。具体的には、

・大関以上の定員を基本的に4人とする。

・横綱への昇進の基準は、6場所で66勝(平均11勝)以上とする。昇進後これを満たさなければ降格。

・大関への昇進の基準は、6場所で54勝(平均9勝)以上とする。この基準を満たす力士がいれば、大関の定員を増やす。

・休場の場合は、地位を降格させない。給与は減額とする。横綱大関を含む全力士に適用する。

6場所で54勝をあげることは難しい。勝ち越した大関は、9勝目、10勝目を目指すから八百長で星を売ることも、人情相撲で勝ち越していない大関に勝ちを譲ることも減る。

大関・横綱の昇進前直前の場所で、大勝しなくても、6場所の通算が昇進基準を満たせば昇進できる。昇進するための星を買わなくても、実力がつけば、自然に昇進する。仮に星を買って大関・横綱に昇進したとしても、降格基準が厳しいので、地位を維持することはできない。

休場しても地位が降格しないので、力士は思い切った相撲をとることができる。怪我をした場合に、完治するまで休場できるので、無理して出場する必要はなくなり、相撲の質が向上する。

この昇進・降格基準は、相撲の伝統を損ねるだろうか。私の感覚としては、「明治時代に帰る」である。常陸山・梅ケ谷の時代の前は、横綱・大関は4人以下であった。

強い力士が、横綱・大関に昇進する。強さを維持している力士のみが、横綱・大関を維持する。これを番付の基本と考える。現行制度は、昇進後の成績が、昇進前より悪くても、地位を維持できる故に、番付の基本に反している。基本に忠実となり、八百長を減らす。

 

 最後に、八百長疑惑力士の引退勧告という処分は、重すぎた。琴光喜の解雇も、朝青龍の引退勧告も重すぎた。規定にはない罰であるが、序ノ口に陥落させ、力士には反省の機会と復活のチャンスを与えるべきであった。

 

 相撲協会という経営側の処分に対し、力士を守る労働組合がないのが、不当解 雇の一因である。弁護士の知恵を得た協会が「裁判をしたら恥の上塗りになる」と力士を脅迫したら、「本当にそうなのか」と労働組合の弁護士に相談に行くというのが、あるべき姿である。協会は守られている。力士は守られていない。

八百長や違法賭博の罪は重い。しかし罪の重さと処分の重さは、合理的かつ妥当でなければならない。相撲賭博で儲けるために意図的に負けたのであれば、解雇に値する。そうでない八百長、それも初犯での引退勧告は、適正な処分ではなかった。八百長が昔から続いていたのだから、初犯で解雇は、不当である。「力士を甘やかせ」と主張しているのではない。力士をもっと大事にして、妥当な処分をして欲しかった。

一相撲ファンとして、正直な感想は、「相撲協会は力士に冷たい。」相撲協会は八百長疑惑力士を処分して、5月技量審査場所にこぎつけた。しかし、力士の協会に対する信頼を失い、相撲ファンを失望させるという代償を払った。羽黒蛇

 

2011年5月 6日 (金)

八百長防止策を簡単で、わかりやすくする。 その3:勝越しでも陥落がありうる制度(羽黒蛇)

八百長防止策を簡単で、わかりやすくする。 その3:勝越しでも陥落がありうる制度(羽黒蛇)

幕内下位で勝越しと負越しを繰り返していれば、十両に落ちない。

十両で、勝越しと負越しを繰り返していれば、幕下に落ちない。

これが、星の回し合いで、お互いに地位を維持しようという動機となる。

以上が現行制度の問題点である。これをいかに克服するか。取組編成・番付編成をどのように変えるか。

取組編成については、単純な原則を導入する。

13日目、14日目、千秋楽は、次の二つのグループに分けて、同じグループの中で対戦させる。

グループ1 :勝越し力士と負越し力士

グループ2 :勝越し負越しを決めていない力士

グループ2は、

12日目を終わった時点で、7-5・6-6・5-7 (3-3)

13日目を終わった時点で、7-6・6-7 (3-3)

14日目を終わった時点で、7-7 (3-3)

グループ2同士で対戦させる意図は、力士同士に工作相撲をさせないところにある。

加えて、ファンに対して(世間に対して、文科省に対して)こういう取組編成をしているから、力士は八百長ができなくなる と納得してもらうことができる。

(3-3)と書いたのは、幕下以下では、7番なので、12日目を終わって、勝越し負越しを決めていない力士は、33敗しかない。

以上の取組編成は、実は、幕下以下では実施されている。

幕下以下では、初日から千秋楽まで、必ず同じ成績の力士が対戦している。

これを、拡大して、幕内と十両にも適用するという、単純な発想である。

*** 以上はこのブログで繰り返し主張していることである。 ***

*** 以下は、新しい意見である。 ***

番付編成については、場所ごとに、幕内と十両の定員を変える。それをくじで決める。

さらに、昇進の数を、4人から10人の間で、変化させる。これもくじで決める。

現在の制度で、星の売買、星の貸し借りが行われるのは、力士が、何勝すれば来場所の番付はどうなるかを予想できるからである。

8勝すれば、幕内から十両に陥落しない、十両から幕下に陥落しない。

幕尻から5枚あれば、負越しても、7-8、6-9なら、十両に陥落しない。

力士はこうやって、星を勘定し、八百長に走る。

つまり、今場所の成績と、来場所の地位が予想できることが、八百長の温床なのである。したがって、八百長を防止するには、来場所の番付が全く予想できない仕組みを導入する。

仕組みの一つ目は、場所ごとに、幕内の定員、十両の定員が変化させる。これにより、星の売買、星の貸し借りの効果が減る。結果として八百長の意味がなくなる。

具体的にどうするか。

現在の定員は、幕内42人、十両28人。合計70人。

これを、幕内38-42人、十両24-28人に変更する。

関取の数は、最多で70人、最少で62人となる。

昭和40年前半は、幕内34人、十両26人、合計60人だったので、最少の62人が少ないことはないだろう。

では、どうやって場所ごとの定員を決めるのがよいのか。

私は公平をきすために、くじで決めるのがよいと考える。

              この制度により、どのような効果が出るか。

1) 一場所一場所は、くじで定員が決まるので、幸運にも昇進する力士と、不運にも陥落する力士が出る。しかし、長い目で見ると、強い力士が昇進し、弱い力士が陥落する。本当は弱いのに、星の売買・貸し借りで地位を維持することが難しくなる。

2) 幕内下位、十両下位では、87敗でも、くじで幕内定員が減ると、十両・幕下に陥落する可能性がある。8勝した後で、何とか9勝、10勝して幕内維持を確実にしたいと、相撲に熱が入る。

「勝ち越しているのだから、星を売ってくれ・貸してくれ」と他の力士に誘われても、「そんなことしたら、自分が陥落するかもしれない」と断ることになる。

翌場所の番付編成を予想できなくするために(それを実現させ、八百長を無意味にするために)、昇進力士の人数を、成績だけではなく、4-10人の範囲で、くじで決める。

現在の番付編成では、幕内下位で負越した力士の数と、十両上位で勝越しした力士のバランスを見て、幕内昇進の人数が決まる。

これを、くじで決めるとどうなるか。

現在の番付編成では、陥落が3人、昇進が4人という成績だったと仮定する。これが、くじで7人と決まった場合、幕内下位で8勝の力士、幕内中位で6勝の力士が十両に落ちることになる。

幕内中位から下位の力士は、来場所自分が幕内にとどまることができるのか、全く予想できなくなる。

下位の力士は、落ちるかもしれないから必死で相撲を取る。

上位の力士は、普通なら昇進できない成績でも、くじ運がよければ昇進できるかもしれないから、必死で相撲を取る。

勝ち越したから、残りは星を売ろう、貸そうという力士は減る。

最後にまとめると、

対策1: 毎場所、幕内の定員と、十両の定員を変える。

対策2: 幕内への昇進人数、十両への昇進人数を、成績だけではなく、くじで決める。

この二つの対策を実行すれば、力士が、来場所の地位を予想することができなくなり、八百長は減る。

勝っても自分の地位が維持できるか分からなければ、勝っても負けても、自分の本当の力に応じた番付を望むことになる。これを狙っての制度改革である。

ブログ記事のタイトルに、「八百長の対策は、簡単で、分かりやすく」と書いたが、複雑な策になってしまった。

「力士が、地位を、予想できない」仕組み。

これが、八百長を減らす策となる。

羽黒蛇

より以前の記事一覧

最近のトラックバック

2016年9月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

ウェブページ

無料ブログはココログ