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2015年11月

2015年11月30日 (月)

北の湖、鶴竜、立合い変化、協会に残る気持ち、土俵の充実、相撲記事の感想(羽黒蛇)

北の湖、鶴竜、立合い変化、協会に残る気持ち、土俵の充実、相撲記事の感想(羽黒蛇)

 

スポーツ新聞より、北の湖理事長について高砂親方

弟子の朝青龍が不祥事を起こした時、師匠としての立場を尊重してもらった。

『オレが言うべき時は言ってあげる』と支えてくれた。

北の湖さんがいなかったら、青龍はもっと早く辞めさせられていたはずだ。

力士のことを第一に考える人だった。懐が深かった。

 

羽黒蛇感想!朝青龍に引退勧告した相撲協会は貴重な人材を失った。行いに対するペナルティが必要なら、引退・解雇ではなく、序ノ口への陥落という「相撲を続けることが可能な制度」を確立すべき。公益法人なのだから、日本国民の財産(力士のこと)を安易に処分してはならない。

 

スポーツ新聞より、北の湖について輪島

一度掛けた技は二度と通用せず、頭のいい力士だった。運動神経が抜群だった。

羽黒蛇感想!北の湖は何度も輪島の左下手投げに敗れた。何度も通用している。

 

雑誌「相撲」11月号5頁、鶴竜のインタビュー

==9月場所千秋楽は本割りは照ノ富士に敗れました

鶴竜:まさか(照ノ富士が)あんなに元気だとは思っていませんでした。決定戦では、しっかりと自分の相撲が取れたと思います。

羽黒蛇感想!これが本心なら、照ノ富士に12勝目を譲ったという陰謀史観は否定される。

 

雑誌「相撲ジャーナル」12月号、32頁、逆鉾のもろ差し本音トーク 事実上の優勝がかかった一番で、対戦成績も圧倒されている稀勢の里に対して変化したことが、どうして問題視されるのか、私には理解できません。もちろん、堂々とした横綱相撲で勝てば一番いいのでしょうが、体に恵まれているわけでもない鶴竜にとって毎日が精いっぱいなのです。

 

昭和30年代の栃若の水入り取り直し、若ノ花が右に変化して勝利。若ノ花が見せたような勝ちへの執念が大切。

羽黒蛇補足!昭和331月場所14日目。大関若ノ花、場所後横綱に昇進。この一番は、相撲新論 (1968) 豊平 悠三 ()が論じている。

羽黒蛇補足!逆鉾(井筒親方)の最高の面白発言(羽黒蛇推定)は、「星の貸し借りは八百長ではない」だと思います。八百長問題が新聞をにぎわせていた時に、某親方の発言としてスポーツ新聞に出ていましたが、いかにも井筒親方が言いそうな発言だという感想を(当時)持ちました。

 

雑誌「大相撲ジャーナル」12月号23頁、荒井太郎 土俵の鬼初代若乃花、優勝を左右する一番では、格下の相手に臆面もなく立合いの変化で勝ちにいく相撲が少なくない 例えば横綱昇進がかかっていた昭和33年初場所、千秋楽の小結若前田に勝てば優勝の一番は、いきなり右に変わって上手出し投げ

羽黒蛇感想!大関若ノ花、14日目栃錦、千秋楽若前田、連続立合い変化。

 

荒井太郎記事(続き)

元横綱三代目若乃花の花田氏。 『横綱に変化するな』というのは体の小さい力士は『横綱になるな』と言っているようなもの。そういうムードはマスコミが作り出していると思う。 羽黒蛇感想!体の大きい力士の大味な相撲では土俵は充実しない。

 

 

雑誌「相撲」127頁、1030日大分県別府市での白鵬の発言。 「三年前に力士会で双葉山の銅像を建てましょうと言ったが待ったがかかった。私が親方として相撲協会に残れば、国技館に双葉山の銅像を建てることをお約束します。」

羽黒蛇感想!白鵬は親方として協会に残る気持ち満々。

 

日刊スポーツ1123日高砂親方

白鵬は鶴竜戦にしろ後半戦は集中しきれていなかった。猫だましにしても、自分の相撲を取りきることに集中していれば、全くやる必要なんかないんだ。何かはき違えているようで、気になるな。

羽黒蛇感想!白鵬は相撲が乱れて優勝できないとしても、猫だましをやった横綱として名を残したかった。

 

日刊スポーツ1123日今村健人記者

北の湖理事長は「土俵の充実」を一番に掲げた。優勝争いが最後まで分からない場所こそ、最高の充実。

八角理事長代行は「いい相撲を取ってお客さんに喜んでもらうことが一番」

羽黒蛇感想!八角は正しく、今村記者は間違っている。優勝争いが面白いか、独走となってしまうかは、偶然に左右される。充実とは関係ない。

「土俵の充実」とは、どんなにつまらない優勝争いでも、相撲の内容でお客さんが満足する相撲を取ること。

むしろ、優勝独走の場所は、充実した土俵を見せるチャンスと、力士は前向きに頑張るべき。

 

羽黒蛇

2015年11月25日 (水)

稀勢の里は品格がある(羽黒蛇)

稀勢の里は品格がある(羽黒蛇)

 

大相撲は面白い、と11月場所を見て感じたのは、過去の対戦で鶴竜に対して大いに優勢の稀勢の里が、立合いから一方的に攻められて簡単に負けてしまった12日目の一番と、

ここ一年のど輪で攻められて一方的に日馬富士に負け続けていた稀勢の里が、立合い左四つから一方的に攻めて日馬富士に勝った千秋楽の一番。

 

稀勢の里が鶴竜に対して分がよい、日馬富士が稀勢の里に対して分がよいのだが、実力に大きな差があるわけではないので、その場所その場所、その日その日で相撲内容が大きく変わる。

こんなに差がでるのは、稀勢の里が攻める相撲であるのと、何と言ってもガチンコだから、相撲が予想できない。

 

鶴竜は稀勢の里に変化した方が勝つ可能性が高い、

日馬富士は白鵬に変化して上手を取りに行った方が勝つ可能性が高いのに、

毎場所変化しないのは、勝利を追求していないから八百長だ、とは言えない。

鶴竜も、日馬富士も、どうしても勝ちたい時に、勝つ可能性の高い奥の手を使うため、温存している。

 

毎場所変化するのでは、相手が相撲を覚えて対処方法を身につけてしまう。

今場所は勝ちを犠牲にして、立合いから当たる。勝つ可能性の少ない戦法を選んでも、絶対負けるわけではないし、正攻法は負けてもいい相撲と褒められる。

さらに、どうしても勝ちたい場所で、変化して勝つ可能性を高めるためにも、(勝ちたいけど、どうしても勝ちたいわけではない他の場所では)立合いから当たるのである。相手が立合いからの当たりに対抗しようとすると、変化で勝つ可能性が高まる。

 

北の湖と稀勢の里を比べると、攻める相撲は共通で、大型力士に弱い(北の湖は朝潮、稀勢の里は把瑠都や碧山)のも共通、北の湖は取りこぼしがあり、稀勢の里は取りこぼしが多い。

もう一つの共通点は、二人とも、品格を感じる。

 

北の湖は品格ある横綱だったが、現役の時に品格を絶賛されたという記憶は私にはない。

横綱は品格に問題があると、「品格がない」と批判され、

品格があっても「品格がある」とは、なかなか言われない。貴乃花は例外で、求道者だから品格を指摘された。北の湖は求道者というより、常にベストを尽くすスポーツマンのイメージが強い。

 

品格がなくても(品格に不安があっても)勝てば横綱に昇進させなくてはならない。

品格に積極的な意義を認め、重きを置くのであれば、

稀勢の里は品格ある大関だから、星が足りなくても横綱に昇進させてもよいのではないか。相撲はスポーツではなく、伝統文化なのだから、稀勢の里が横綱になったら、どんな品格を見せるのか、を見てみたい。

 

羽黒蛇

2015年11月23日 (月)

14日目怪我している照ノ富士に白鵬が負けるのは、実力の衰えた男女ノ川に双葉山が負けるようなもの(羽黒蛇)

14日目怪我している照ノ富士に白鵬が負けるのは、実力の衰えた男女ノ川に双葉山が負けるようなもの(羽黒蛇)

 

私は14日目千秋楽のテレビを録画して、仕切りを飛ばして相撲だけを見る。実況を生で見ると力士の勝敗が分かってしまう。勝ち越していない(負け越してもいない)力士の相撲を「勝つかもしれない」と思いながら見ると、相撲に集中できないから。勝ち負け勝ち越し負け越しより、相撲内容を見たいから。

 

それでも照ノ富士が76敗であることは知ってしまっていた。白鵬との一番。

それでも照ノ富士が勝ち越していない、白鵬と千秋楽まければカド番になるという情報を、脳内から消して(消す努力をして)相撲内容に集中。

立合いから踏み込まず、四つになっても攻めない白鵬を見て、思い出したのは、

 

14日目の武双山との一番でケガをした貴乃花に、本割では立合一瞬破った武蔵丸が、決定戦で貴乃花のケガがひどくならないように相撲をとり(力を出せずに)負けた一番。

白鵬は、「自分が攻めて照ノ富士の持ちこたえた時にケガが悪化しないか」と心配しながら相撲を取っているという印象をもった。

 

その一方で頭の中では、陰謀史観から、白鵬が照ノ富士を勝ち越させるために本気を出さなかったと批判されるだろうから、白鵬に勝って欲しいと思いながら見ていたが、力を出さずに負けた。まるで双葉山が男女ノ川に負けたような一番。

 

双葉山は男女ノ川に五連敗して、双葉前頭3枚目、男女大関の昭和111月場所で勝ってから十連勝。横綱同士では七連勝。 双葉山は花相撲で、例えば男女ノ川の地元で、男女ノ川に花を持たせる相撲を取ったことがあるのだろうか? もしあったとしたら、昨日の白鵬照ノ富士のような相撲かと想像する。

 

足を怪我している照ノ富士は、白鵬にとって、巨体の男女ノ川を簡単に料理した双葉山くらいに楽勝確実の相手。

 

ブログ読者よりのコメント

ひどい一番であった。 11月22日毎日新聞は「白鵬痛恨の連敗」と書きながら「まわしを切ったり、巻き替えたり することなく、我慢比べで力尽きるように寄り切られた」と述べている。ふんわりした立会い、時間はかかったが何もせず、ただまわしを組んでの土俵上、 いかがわしい相撲を取るならもっと上手にやるべきだ。   引用終わり

 

白鵬照ノ富士の一番で白鵬が勝ったら、「実力が圧倒的に上の力士が、相手に十分相撲を取らせて、観客を喜ばせて、勝った」と評価された。「しかし、観客を喜ばせるより、自分の相撲を取るべき」との批判も受けなければならない。

 

白鵬が旭鷲山に勝った一番に、そのような相撲があったことを思い出した。楽勝で勝てる白鵬が、旭鷲山に攻めさせて、長い相撲になったが、余裕で勝った。

双葉山は、横綱玉錦、大関鏡岩に対してそういう相撲をとったと言われる。鏡岩に攻めさせて打棄りで勝ったとも。

 

羽黒蛇

白鵬が照ノ富士に負けた相撲を、スポーツ新聞がどのように書いているか、調べてみた。見せ場のない大相撲(サンスポ)粘ることなく土俵を割った(サンスポ)に同意(羽黒蛇)

白鵬が照ノ富士に負けた相撲を、スポーツ新聞がどのように書いているか、調べてみた。見せ場のない大相撲(サンスポ)粘ることなく土俵を割った(サンスポ)に同意(羽黒蛇)

 

批判はサンスポ、分析は日刊と報知、相撲内容にふれていないスポニチ。日刊と報知は親方の評なので露骨な批判は期待できない。以下、要約して引用。

 

サンケイスポーツ

白鵬はふがいない相撲で2敗に後退。賜杯が遠のいた。

「見ていこうと思った。足と体がでなかった」

淡々とした口調から悔しさは伝わってこなかった。ふわっとした立合いから右四つ。攻めもせず、まわしを切ろうともしない。見せ場のない大相撲。水入りとなる3分になる寸前、249秒1で照ノ富士の寄りに粘ることなく土俵を割った。

 

――

報知・尾車親方

最後は根負けといっていいだろう。白鵬は立合い、あえて右四つで受けて立った。「(照ノ富士の得意な)右四つでも俺は負けないぞ」という威信を見せたかったのかもしれない。

しかし、照ノ富士の若さ、体力、そしてスケールの大きさに粘り腰を欠き、あっさり土俵を割ってしまった。

白鵬にしてみれば、右左のひじを巧みに使い、相手の左上手を切るのが本来のパターン。または巻き替えて双差し狙いもあっただろう。それなのに何もできなかった。

照ノ富士のひきつけがあまりに強烈で、腰が浮いてしまい、得意芸を失う結果になってしまった。

 

尾車親方の評を要約すると、「本来の相撲をとれなかった白鵬、照ノ富士のひきつけを評価」

羽黒蛇感想!本来の相撲を「とらなかった」白鵬。照ノ富士の引きつけ強いようには見えなかった。白鵬、最後に寄られた時は腰が浮いたが、寄られる前に、上手切る・巻き替えはできた、ように見えた。

――

日刊スポーツ・高砂親方「衰えを感じさせる一番」

白鵬のアゴは上がって上体が起き、腰も伸びきってしまった。それでも今までの白鵬なら、動いて上手を切るなりして反撃していたところ。あっさり土俵を割る最後もそうだけど、何も抵抗できないあたりに、力が落ちていることを感じざるをえない。

 

羽黒蛇感想!力の衰えた力士は、負けるリスクが高くても攻めるものである。相撲が長引くと勝つ可能性が減るから。攻めなかった白鵬が「衰えたためか」はテレビ観戦では分からなかった。

 

羽黒蛇

白鵬はいつ引退する?年寄になれるのか?(羽黒蛇)

白鵬はいつ引退する?年寄になれるのか?(羽黒蛇)

 

白鵬の引退時期、引退に至る状況は、どのように予想されますか、と質問されました。 相撲協会が、モンゴル籍のまま親方となる特例は認めないが続くと、白鵬は親方になれません。 白鵬の引退は今日かもしれませんし、五年後かもしれません。

 

横綱はいさぎよく引退すべきという美風を白鵬が受け入れるか、以前なら双葉山大鵬を尊敬しているから受け入れるはずとの前提でしたが、猫だましを駆使する茶目っ気のある白鵬が相撲界の伝統に従うかが分かりません。

 

親方になるのが認められるまで何才になっても現役を続けるかもしれませんし。プロレスラーのように60才まで現役。やっとモンゴル籍で親方になれるとなり、5年間だけ親方という可能性も否定できません。

 

北の湖理事長が死んだので、後継理事長がモンゴル籍のまま白鵬親方を認める可能性が出てきました。認めたら白鵬すぐ引退。こうなると稀勢の里初優勝の可能性が10%から40%くらいに上昇すると思います。

 

日曜のスポーツ紙「一代年寄を北の湖理事長の手からもらいたかった。20回優勝したら一代年寄の資格あり」との趣旨の白鵬の発言が載っていた。これまでの大横綱は自ら一代年寄が欲しいなどとは言わない。言ってしまう白鵬は「品格がない」と批判されるだろう。本心を言わずに黙っているのが品格、という感覚には同意。

 

羽黒蛇

2015年11月21日 (土)

陰謀史観で14日目を邪推する(羽黒蛇)

陰謀史観で14日目を邪推する(羽黒蛇)

 

あらかじめ書くと羽黒蛇は陰謀史観ではないが、力の衰えた日馬富士はもう優勝できないと思っていたので、「白鵬が日馬富士に優勝を譲った」と言われると、反論はできない。 それ以上に、13日目鶴竜、14日目白鵬の立合いを見て、二人が照ノ富士勝ちを譲ったと言われると反論できない。

 

陰謀史観にもいろいろあるが、「モンゴル力士同士がモンゴル語で、親方、新聞記者に察知されずに、シナリオの打合せをしている」

そんなことはないと思いたいが、もし千秋楽、稀勢の里が日馬富士に勝ち、鶴竜が日馬富士に勝つと、(日馬富士13勝、白鵬12勝)相撲ファンとして反論は難しい。

 

協会幹部も同様の疑いを持っているのではないか。私がそう感じたのは下位で勝ち進む松鳳山の相手、もっと強い上位力士と当てられるにもかかわらず、魁聖7、旭秀鵬7、逸ノ城1、豊ノ島3、安美錦3。(数字は前頭何枚目かを示す)上位力士と対戦させていない。

 

千秋楽のこれより三役、琴奨菊休場、照ノ富士・琴奨菊戦がなくなり、

照ノ富士には、松鳳山(西前10122敗)と羽黒蛇は思いこんでいが、発表は、

照ノ富士には、琴勇輝(東前6、86敗)

これは相撲協会が、日馬富士に優勝させたくない、松鳳山に優勝のチャンス与えるというメッセージではないか。

 

仮に、このまま、日馬富士が優勝しても、「相撲協会は知っているぞ」、というメッセージは残る。

 

14日目のNHKテレビ解説の九重は、何があっても照ノ富士は白鵬に勝てない、と発言していた。

 

羽黒蛇

 

千秋楽に白鵬と日馬富士が休場すると、松鳳山が安美錦に勝つと、

白鵬123敗、日馬富士132敗、松鳳山132敗、現行ルールでは決定戦不戦勝で松鳳山優勝。

 

幕内優勝 日馬富士

幕内最多勝 松鳳山とすべき

 

幕内下位が最多勝の場合、優勝ではなく、最多勝という表彰がふさわしい。

 

NHKテレビで、平成2年九州場所の千代の富士旭富士の一番。千代の富士が31回目の優勝を決めた一番。14日目結びの一番。27代木村庄之助。

 

両力士が立ってから、土俵の外に出る庄之助。現在の行司でこのスタイルは木村玉治郎。

27代庄之助は四代目玉治郎、現役玉治郎は六代目。

 

羽黒蛇

不戦勝は割りを戻す(羽黒蛇)

不戦勝は割りを戻す(羽黒蛇)

 

14日目は、琴奨菊、大砂嵐、豊ノ島が休場、稀勢の里、逸ノ城、松鳳山が不戦勝。

 

NHKテレビ解説の九重は、「巡業で休場者がでると対戦相手を変更する、相撲を見るのを楽しみに来たファンのためにも、本場所でも採用したらよいのでは」との趣旨の発言。

 

賛成です。相撲ファンは相撲が見たいです。

 

羽黒蛇

2015年11月20日 (金)

陰謀史観で先場所・今場所を邪推する(羽黒蛇)

陰謀史観で先場所・今場所を邪推する(羽黒蛇)

 

あらかじめ書くと羽黒蛇は陰謀史観ではないが、大相撲にはしくまれたシナリオがあると疑われないようにするには、(勝ち負けが事前に決定しているという)陰謀史観の論理を研究し、それを打破する相撲を見せる必要がある。

 

真石博之氏は、9月場所千秋楽を評して「鶴竜・照ノ富士による千秋楽の本割と優勝決定戦を出来過ぎた筋書きと感じるのは、へそ曲がりが過ぎるでしょうか。」と書いた。

陰謀史観は、鶴竜がわざと照ノ富士に負け(照ノ富士に来場所綱取りの可能性を残し)、その代わりに決定戦は照ノ富士が譲り鶴竜が横綱初優勝、と書く。

 

陰謀史観は、11月場所、66敗の照ノ富士の勝ち越しの可能性を高めるために、84敗の鶴竜が、力を出さなかった(わざと負けた)と書く。

陰謀史観を封じるには9月場所千秋楽のように、77敗の大関に、104敗の大関が勝つ必要がある。稀勢の里が豪栄道に勝って陰謀史観を封じた。

 

陰謀史観は昭和3435年の栃若時代、横綱が「順繰り」に優勝したと疑う。

陰謀史観は白鵬が大鵬の32回を上回る33回目の優勝の時、目標を失った白鵬は、モンゴル横綱三人で「順繰り」に優勝で満足する。そんなことになったら、相撲内容は悪くなると心配した。

 

陰謀史観は実力が衰えたように見えていた日馬富士が優勝に近づいたことに対して、白鵬が猫だましを出したのは、「猫だましをするような横綱は優勝にふさわしくない」「日馬富士が優勝する方が相撲界のためによい」という世論作りのための深謀遠慮だったのではないか、と疑う。

 

陰謀史観を封じるには、強い横綱が独走して、つまらない優勝争いの場所にする必要がある。

9月場所、陰謀史観を封じるには、鶴竜が本割で勝ち照ノ富士の綱取りをなくすか、照ノ富士が二番勝ち鶴竜の横綱優勝をお預けにする必要があった。

いずれも「する必要がある」ではなく、「なった方がよい」が正しい。

 

羽黒蛇

小林顧問がどうなるかに注目(羽黒蛇)

毛沢東が死に、江青が、華国鋒に粛清されたことを思い出した。

 

毛沢東に北の湖理事長

江青に小林顧問

華国鋒に、次期理事長

 

 

14日目に白鵬と日馬富士が休場すると、1221休。松鳳山が132敗の場合、

 

幕内優勝 白鵬と日馬富士二人、あるいは上位者の白鵬

幕内最多勝 松鳳山

 

幕内下位が最多勝の場合、優勝ではなく、最多勝という表彰がふさわしい。

 

羽黒蛇

白鵬の猫だましを解釈・邪推する(羽黒蛇)

白鵬の猫だましを解釈・邪推する(羽黒蛇)

 

立合い猫だまし。こわくはなかったのだろうか。こわかったはずだ。立合いに攻めず、受けも不十分。危険な技を繰り出すにしては、相手を倒す可能性も高まらない。ほとんど、メリットのない技をかけるとは、余程勝つ自信があったのか、または、余程相手の強さをおそれたか。白鵬にとって栃煌山はどっち?

 

「実力差のある格下の相手を奇襲でもてあそんだとの印象」という評があったが栃煌山は格下ではない。白鵬がたまたま勝ったからそう見えただけ。「横綱が猫だましで負けたら笑いもの」という評の方が真実に近い。相撲を一番知っている北の湖理事長の発言である。 

白鵬も北の湖と同じ意見。「横綱が猫だましで負けたら笑いもの」と思いながら、ハラハラした心境で相撲を取った、猫だましを試した、と思います。

私は、「危なかった、負けなくてよかった」と思った

 

大鵬が生きていたら、白鵬は猫だましなど、恥ずかしくてできなかったはず。大鵬が死んでから、白鵬に緊張感がなくなっている。

横綱が猫だましとは品格がないという通り一遍の評価は、私は言わないが、「相撲がゆるんでいる」と感じる。横綱の相撲が、初っ切りに近づいているような印象をもった。

 

私は双葉山は好きだが、神格化された双葉山は好きではない。白鵬は神格化されることはないから好きだ。

白鵬は双葉山を手本として精進していたはずだが、双葉山の相撲・品格・人格とは、どんどん違う力士となってきた。私には、白鵬は「わざと神格化されないように、ふるまっている」ように見える。

 

羽黒蛇の推理。鶴竜が先場所の変化相撲で批判された。白鵬4日目嘉風に「相手が見えすぎて」立合い横に動き一瞬で勝つ。栃煌山には立合い変化してでも勝ちたいが、変化されたら批判される。立合い変化より「大きな驚き」を与えれば、変化批判はされない。猫だまし批判はされるけれど。立合い変化を批判されるよりは、猫だましを批判される方が、白鵬にとっては好ましい。立合い変化という木を、猫だましという森に隠した。

 

猫だましをするほど、白鵬の実力は落ちているが、まだ他の力士より相対的に強い。

 

羽黒蛇

白鵬、栃煌山戦に猫だまし、ネット情報その3.山根千佳ブログ、相撲ファンツイートを編集しました。(羽黒蛇)

白鵬、栃煌山戦に猫だまし、ネット情報その3.山根千佳ブログ、相撲ファンツイートを編集しました。(羽黒蛇)

 

山根千佳ブログ、九州場所観戦

1117

今日の白鵬関の猫騙しは

会場で見る分には一瞬だったし

何が起きたんだろう?って感じで…。

うーんざわざわしちゃいました(´°ω°`)

1118

そして昨日の白鵬関の「猫だまし」

賛否両論ですねぇ、こりゃ|・ω・`)

北の湖さんからは厳しめの言葉が

あったみたいですが。。。

それは横綱だった北の湖さんだから

こそ重みのある言葉ですよね!!

だけどやっぱり白鵬関には

クオリティの高い相撲を期待しちゃう分

色んな意見が出る気持ちも分かります!

白鵬関が余裕を持って楽しんでいて…

そうさせてしまう差(´°ω°`)

だから他の力士もっと頑張れ!って

応援したくなる気持ちに私はなりました

 

 

相撲ファンツイート、文意を分かりやすくするために編集した箇所があります。

 

大達羽左ェ門@OdateUzaemon: 横綱の猫騙しって史上初のはず。横綱相手に猫騙しは大見崎出羽錦三重ノ海といくらか例があるが...

 

健太@oozumoulove: 白鵬は幕内では6年ぶりのやぐら投げ決めたのもあって、次の目標を「大技や珍技を繰り出すこと」に定めてモチベ向上させてそう。今日の相撲は賛否両論あるけど、「観客を喜ばせる相撲」という観点で見るとアリだと思う。その後追撃しないことからも、勝敗度外視で単にやってみたかったんだろうな…

 

@gerrard_z: 「白鵬は強いけど朝青龍と比べると相撲に華がない」って一部で言われてるのを聞いて、白鵬はその評価を覆したいと思ってるのかもしれない #sumo

 

@oozumoulove: 白鵬の猫だましの一件、やっぱり賛否両論だな。TLでは批判意見ほぼ見ないけど、検索してみると白鵬への批判も結構見られる。ただ「相手を受け止める自信がないから」とか「引退がますます近づいた」っていう意見はお門違いもいいところ。今場所を見てその感想は流石に的外れとしか言い様がない

 

@gaishifuji: 賛否両論あってもいいと思うし、「相手を舐めている」とか「遊ぶな」という批判はよくわかる。@gaishifuji: でも、逃げの相撲ではないと思うよ。これは。

 

@oozumoulove: 個人的に今日の白鵬の猫だましはアリだと思ってるけど、北の湖のこの意見も全くの正論だと思う。まぁ白鵬も批判は覚悟の上での猫だましだったろうし、取組後の表情を見ると後悔は全くしてなさそう。ここら辺は価値観が割れるよなあ

 

@gaishifuji: 白鵬のコメントからも逃げではなく遊び感覚だったことがうかがえる。それがいいか悪いかは別として。@gaishifuji: いろんなわざが見れるということは楽しみの1つだし、それに関してはあまり悪いとは思わないんだけど、「相手に失礼」ではあるよなあ。

 

@oozumoulove: 今場所鶴竜に完勝した栃煌山は「相手がまた変化すると思ってあまり踏み込まなかったけど、ちゃんと当たれば押されないと思った」とかなり強気なコメントを残してる。先場所変化された怒りが残ってたんだと思う。来場所は「先場所はああいう立合をされましたが~」というインタビューを聞きたいな()

 

@Always_UIJIN: 白鵬「ありとあらゆる記録も更新したし、モチベーション保つの難しいな。…そうだ、今までやったことのない戦法や決まり手もまだあるし、そっちのコンプリート目指すか」

・やぐら投げ←NEW

・猫騙し←NEW

ある意味、相撲をとことん極めようとしているのかもしれませんね。 #sumo

 

@gaishifuji: 白鵬は過去の相撲のビデオを見て研究しているからなあ。決まり手を全部制覇したいというのではなく、若乃花の相撲を見て「呼び戻しをやってみたい」と思い、朝青龍の相撲を見て「櫓投げをやってみたい」と思い、舞の海の相撲を見て「猫だましをやってみたい」と思ったという感じなんだろうな。

 

@search_net_box: 賛否あるとは思うんですよね。僕も横綱が使う技じゃないとは思います。でも、白鵬はこういうことをやって、いろいろな技があるっていうのを示しているんじゃないかと。こういう技だってあるのに、お前らなんで俺に対してこういうことでもして勝とうとしてこないんだ?っていうメッセージじゃないかと。

 

@search_net_box: @syogo11 単純に勝つことだけを考えたら、白鵬にそんなにいくつも技はいらないと思いますよ。「そういうこともある」という伏線だって、そんなに張らなくてもいいでしょうし。バリエーションがあるところを見せるとしても、猫だましは不要でしょうね(苦笑

 

@gaishifuji: 「技のデパート」をするまでもなく余裕で勝てる「白鵬が」ということに違和感があるだけで、「技のデパート」タイプの力士が出て来てほしいな。いろんな個性的な力士がいた方が面白い。

 

@gaishifuji: 純粋に相撲を楽しむこと、いろんなわざを見せてファンを楽しませること、これはとてもいいことだと思うし、この点については批判するべきではないと思うなあ。

でも、最低限対戦相手へのリスペクトはあるべきだし、相手を舐めるような発言や土俵態度はよろしくないとは思う。

@gaishifuji: 日馬富士や豪栄道ではなく栃煌山を選んだ理由としては、栃煌山には猫だましが成功する可能性が高そうだからという理由があるし、「猫だましをしたら隙が出来て負けそう」な相手には当然やりたくはないだろうとは思う。でも、それって当たり前の話だし、栃煌山から逃げているというのも違うような。

@gaishifuji: 猫だましをしたことよりも、相手へのリスペクトのない発言や態度の方がいけなかったんじゃないかなと思う。

@gaishifuji: 発言や態度もいいか悪いかで言えば悪いと思うけど、別にボロクソに批判するほどのことだとも思わないけどね。リスペクトがないのはいけないけど、楽しむこと自体はいいことだし。

@gaishifuji: でも、逸ノ城戦や照ノ富士戦のダメ押し。あれだけは最悪だと思う。

 

@t_kuribo: 白鵬って普段の相撲内容は文句のつけようがない横綱相撲なのに、ねこだまし一つでここぞとばかりに横綱相撲をしろと批判されてるの悲しい

 

@oozumoulove: 栃煌山戦の白鵬をバッシングするとしたら「取組後の態度」の方なのでは?それならまだ理解できるけど「猫だましをしたこと」の方が断然叩かれてるのは解せない。ネタ技扱いされてた猫だましをあれほど効果的に使った白鵬は凄いと思うんだけどな……個人的には取組後の態度も愛嬌あって好きです()

@oozumoulove: @running_025 自分もあの一番を見た後、「猫だましをしたこと」もある程度叩かれるだろうけど、「取組後の態度」が鬼のように叩かれるんだろうなぁ…と思ってただけに、世間の反応に驚いています。あとこういう言い方は悪いかもしれないんですが…今回相撲に普段興味のない人がバッシングに加わってる感じがします

@oozumoulove: @running_025 今場所を通して、自分の中の白鵬の存在がまたひとつ大きくなったのを感じます。ついに「相撲を楽しむ」という境地に達した大横綱、

 

@running_025: @oozumoulove とりわけ相撲を見られないであろういろんな方が言いたい放題言って品格だなんだ言ってるのが目に付きました あとねこだまし自体にも僕のところの地元紙が真っ向からバッシングしててびっくりしました

 

@search_net_box: でもまぁ、舞の海、皇司以来(そもそも猫騙しの公式記録なんぞないが)だったとしたら、なんで誰も繰り出そうとしなかった。忘れられていた技だった、っ言えるのなら、それを掘り起こした白鵬っていうのはすごい、っていう見立てだってできるんだよなぁ。

@search_net_box: ま、こういう見立てはどうかと思うところはあるけど、奇手を使っても、しっかり「勝つ」という結果を出せる白鵬がすごいんじゃないかな。横綱があれで負けたら、今の何十倍も批判されるだろうしね。

 

@gaishifuji: あれで負けてたらもっと批判されていたと思うし、遊んでも勝てるのが凄さだよなあ。

 

@marimo_koneko: @search_net_box 録画場所で見たけど、あれはビックリしましたね。しかも2回使ってるとは。。。(思わずリピートしたし) 禁止されてる訳ではないものの、正直・・な気持ちですね。勝負がついて相手の左肩あたりに右手をビタッとしたのは(相手への)叱咤激励だったのですかねぇ

 

@0540323: 白鵬の猫だまし批判するなら稀勢の里が風呂の壁、破壊したことも批判してほしい #sumo

 

@Na_Universe: 横綱だって「猫だまし」したっていいじゃない。

「猫だまし」しなくたって勝てるであろう白鵬が敢えてやったとすれば

頭固すぎな日本相撲界に対するアンチテーゼだったんじゃ無いかと思う。

 

@65856706s3: 白鵬の相撲について理解を示す人が多い様子に驚くが、ひとそれぞれだから別に構わない。でも今後猫だまし合戦のようになったら大相撲なんて滅びてほしいと思うだろう。私は議論好きな方だが本件は反対の立場の人と意見を闘わせようとは思わない。単に私は白鵬や鶴竜の相撲に対する姿勢を認めないだけ。

@65856706s3: @dharma_pioline モンゴル勢を連れてきたことは効で、その後の教育の問題と思いたいものです。私は相撲道については小坂秀二さん張りの原理主義者で、小坂さんの説通り「外国人が相撲を理解できないわけがない。相撲はそんな偏狭なものではない」(私流のまとめ)と思っています。

@65856706s3: @dharma_pioline 色々な意見はあろうと思いますが、私は相撲に理想を求めて死んでいきたいと思っています。相撲は楽しんでやるものではなく、一生追い求めて行くものと。その道において一番に左右に変わったり、猫だまし二回やって楽しんだということはあり得ない。相撲道ではない。

@dharma_pioline: @65856706s3 玉の海さんに通じるような話ですよね。私も同意いたします。

 

@Humi_TW: ここまで、横綱の「猫だまし」に対する好意的な意見が多い事に驚く。スポーツ、勝負の世界なのだから、ルールの範囲内であれば何をしても良いと本当に思っているのならば、相撲だけに留まらず、スポーツに対する見..

 

@KITI_TW: これを認め、さらに今後の力士にも認めると「横綱」の品格が崩れる。ただのスポーツチャンピオン。一般に使われる「横綱相撲」の言葉の意味も失われる。

 

@Kaji_1867: 白鵬が猫だましで勝ったみたいね。でも昔出羽錦が大鵬にやったら、大鵬は「あれは新弟子をからかうときに使う技だ!」ってものスゴく怒ってたそう。

 

@m_shenandoah: 相撲のルールにはのっとってても、横綱のマナーに反するだろ>猫だまし

 

以上は無名の相撲ファンツイート

以下はメディア

 

「猫だまし」が卑怯だと言うつもりはない。でも、横綱は「王道」を歩むべきじゃないのか。:【TBSラジオ:森本毅郎・スタンバイ!】

https://t.co/86ceAXN6J4 #radiko #stby954

 

茂木健一郎@kenichiromogi: それにしても、今回の白鵬の猫だましは味わい深い。まず、白鵬はそのような奇策に出なくても、正攻法で行っても勝てるわけで、なぜ猫だましをしたのかと言えば、伝えられるところによれば探究心だという。本当に効果があるかどうか、ためしてみたというのである。@kenichiromogi: 効果があることを試す、というのは、「遊び」に近い。白鵬のように歴史に残る名横綱が、その力の満ちた状態で、果たして「猫だまし」に効果があるのかという探求心という「遊び」の心を持っているというのは、ぼくとしては大いに称賛していいことだと思う。

 

Yahoo意識調査

横綱・白鵬が、「猫だまし」2発で栃煌山を翻ろう。最後は寄り切りで勝利を決めましたが、日本相撲協会の北の湖理事長からは苦言も。あなたは横綱の「猫だまし」に問題があると思いますか?

問題がある 

48.3%

54,275

問題はない 

51.7%

58,135

 

以上

白鵬、栃煌山戦に猫だまし、ネット記事を集めました。その2(羽黒蛇)

白鵬、栃煌山戦に猫だまし、ネット記事を集めました。その2(羽黒蛇)

 

朝日新聞

@asahi_osumo: 九州場所10日目、白鵬まさかの猫だましの奇襲。北の湖理事長は怒り心頭。「猫だましは横綱がやられるのは分かるが、やるのは考えられない。狙いも分からない。あれでもし、負けていたら、横綱として最低。笑われます。笑いものですよ。歴代の横綱でそんな人はいないでしょう」

 

NHK

アナ「北の富士さん横綱が関脇に猫だまし」

北の富士「やりたいほうだいだね!!あの一回目で(土俵を割る)終わっちゃったらまたブーいわれるから、もう一度やってあげたよね。しかしね~花相撲でないんだからね。猫だましって言ったら舞の海でしょ。まあ、あまり見たくないね」#sumo

 

横綱がすがりつくような戦法ではない 「猫だまし」と後の先 11月19日

産経新聞

 

 栃煌山(手前)に2度目の猫だましを繰り出す白鵬。寄り切りで下す=福岡国際センター

 小紙にコラムを連載中の舞の海さんには、学生時代からどうしても勝てない力士がいた。大相撲界に入ってからも、大輝煌(だいきこう)には昇進で後れをとった。体格で劣る上に、取り口も見透かされている。

 

 ▼「すがれるものには何でもすがろうという気持ち」でたどりついたのが、「猫だまし」の技だった。立ち合いでぶつかる寸前、相手の目の前で両手をパチンとたたき、目をつぶらせる。朝稽古で何度か試した上で、大輝煌との対戦で用いて、見事勝利を収めた(『勝負脳の磨き方』育鵬社)。

 

 ▼先日の九州場所で、横綱白鵬が、同じ技を連発して物議を醸している。相手の栃煌山(とちおうざん)に前回の対戦で負けているとはいえ、史上最多35度の優勝を誇る横綱が、すがりつくような戦法ではない。白鵬は勝負の後には笑みを浮かべ、悪びれる様子もなかった。舞の海さんが指摘するように、ファンサービスのつもりなのか。

 

 ▼白鵬が敬愛してやまない昭和の角聖、双葉山が極めた奥義の一つに「後(ご)の先(せん)」がある。相手より遅れて立ちながら、次の瞬間には有利な体勢をつくっている。まさに王者の取り口である。白鵬は双葉山のビデオを何度も見て、実践を公言していた。少なくとも、目くらましの奇襲は、相撲道においては「後の先」の対極にある。

 

 ▼双葉山といえば昭和14年春場所で、初顔合わせの安芸ノ海に70連勝を阻まれた一戦は、今も語り草である。当時、片番付を独占するほど勢威をふるっていた出羽海部屋が「打倒双葉山」を掲げ、一門を挙げて研究し、攻略法を練った結果だった。

 

 ▼同じように、金星を狙って、あらゆる秘策、奇策を総動員して向かってくる挑戦者に、正面から受けて立つ。ファンが白鵬に望むのは、そんな大勝負である。

 

【大相撲九州場所】

まさかの猫だまし2発 全勝守った白鵬、苦言も“どこふく風”1117

 

 横綱に挑戦する力士はいかなる思いを胸に土俵へ上がるのだろう。いわば晴れの舞台だ。しかも相手は史上最多35度優勝の第一人者、白鵬。一矢報いようと自らの持てる力を出し切ることだけに神経を集中させるのは当然といえる。そんな意気は、受けて立つ側にあっさりかわされた。

 

 立ち合い。持ち前の馬力にかけて突進した栃煌山の顔の前で、白鵬はパチンと両手をたたく。まさかの奇襲「猫だまし」。さらに左に動き圧力を避け、残されて再び向かってきたところへもう一度パチン。虚を突かれた相手を右四つに組み止め、最後は寄り切った。

 

 2度繰り出したまさかの戦法に、北の湖理事長(元横綱)は苦虫をかみつぶしたような表情だ。「やられる方もやられる方だが、やる方もやる方。稽古場でふざけてやるのならいいが、全然見本じゃない。横綱だから負けていたら笑いものだった」。最高位に立つ人が用いる策ではない。

 

 勝負がついた後、かすかに笑みすら浮かべた白鵬。支度部屋で報道陣から理事長の批判を伝え聞くと「変な質問だな」とどこ吹く風。「とっさではない。勝ちにつながったので、うまくいったことにしましょう」と得意げに語った。

 

 いつやろうと思ったのかについては「想像にお任せします」。自身の取組前に優勝を争う難敵稀勢の里ら1敗力士が次々と星を落とし、心に余裕が生まれたのだろうか。(藤原翔)

 

【大相撲九州場所】

舞の海氏「横綱相撲を捨ててでもの思いだろう」 白鵬の猫だましに1117

 

舞の海秀平氏

 大相撲九州場所10日目の17日、横綱白鵬が関脇栃煌山に対して奇策の猫だましを2度仕掛けたことについて、現役時代に数回用いた舞の海秀平氏(元小結)が産経新聞の取材に応じ、「白鵬にとって栃煌山は好きな相手じゃない。押し込めないのを嫌がって考えた策ではないか」との見方を示した。

 

 また術中にはまった栃煌山には「相手をよく見て立てば、猫だましは食わない。(外国出身力士は)日本人が子供の頃から相撲はこうだと思っている感覚とは違う。もっと想像力を働かせないといけない」と奮起を促した。

 

 小兵だった舞の海氏はなかなか勝てない大柄力士対策として猫だましを使った。体格に恵まれる白鵬が繰り出したことには「ファンは消化不良というか、納得しないところはあると思う。がっちり挑戦者を受け止めるのが横綱。横綱相撲をかなぐり捨ててでも今日の一番に勝ちたいと思ったのだろう」と語った。

ーー

livedoorニュース

編集部

17日、大相撲九州場所10日目の白鵬・栃煌山の取り組みで、白鵬が「猫だまし」(主に立ち会い時、相手の目の前で両掌を叩き、撹乱させる技。)を使いました。これに対し、藤島審判長は「まさかという感じ、普通は小兵が奇襲でやるもの」と発言、元横綱の北の湖理事長は「横綱としてやるべきことじゃない。前代未聞。負けたら横綱として笑いもの。負けたら最低です。負けたら品格に引っ掛かる」と厳しく批判したことが報じられています。

 

メディアも「奇策」「奇襲」 「まさかの猫だまし」などと報じ、取組後の白鵬に対して「横綱としてふさわしくないのでは?」との質問が出ました。18日付けの各紙の報道も、

 

・「目標の双葉山が追い求めた横綱相撲にはほど遠い。」(毎日新聞)

・「最高位に立つ人が用いる策ではない。」(産経新聞)

・「栃煌山をはじめ、優勝を争ってしのぎを削るライバルも、なめられたものだ。栃煌山は支度部屋に戻っても、悔しさと情けなさと怒りの表情が入り交じったような複雑な表情を見せた。白鵬の振る舞いに憤り、悔しがるのなら、これからの土俵で勝つしかない。」(東京新聞)

・「誰もが納得する相撲道からは程遠かった。」(スポニチ)

・「横綱として会場を訪れたファンを十分に楽しませることはできたのか。」(日刊スポーツ)

・「地に落ちた横綱の品格」(日刊ゲンダイ)

 

と、おおむね白鵬に対し疑問を呈する論調です。

 

一方で、日刊スポーツのインタビューに対し、元小結で自身も「猫だまし」を使ったこともある舞の海秀平氏は、「1つの話題作りとして、白鵬流のユーモアが若干あるんじゃないでしょうか。白鵬にすれば、ファンサービスかもしれない。」とコメントしています。

 

読者の皆さんは、白鵬の「猫だまし」使用についてどう思いますか?また、「横綱の品格」とは、どのようなものだと思いますか?

 

以上

2015年11月19日 (木)

2015年11月場所10日目、白鵬、栃煌山戦に猫だまし、ネット記事を集めました(羽黒蛇)

201511月場所10日目、白鵬、栃煌山戦に猫だまし、ネット記事を集めました(羽黒蛇)

 

1117日スポニチ

北の湖理事長(元横綱)の話 猫だましをやられる方もやられる方だが、やる方もやる方だ。しかも横綱だから、負けていたら笑いものだった。白鵬はせっかく全勝で走っても、これではいい感じに見られない。

――

1117日日刊スポーツ

横綱白鵬が猫だましを2度繰り出した末に、関脇栃煌山に勝った一番について、藤島審判長(元大関武双山)が見解を示した。

 取組については「まさか、という感じですよね。どういう意図があってやったのか、普通は小兵が奇襲でやるもの。いずれにしても、力強い相撲を皆さん、楽しみにしていますからね、お客さんはね」と話した。

 一方、立ち合いの変化と同様に「反則じゃないから」という点も指摘しつつ、こう続けた。「そういう相撲を取って、人がどう評価するか。値打ちをどう評価されるのか」。横綱の猫だましは、自身の価値を下げることになるのか? 「そう見る人もいるんじゃないですか?」と答えた。

――

白鵬「猫だまし」連発に北の湖理事長「ありえない」

1118日日刊スポーツ

白鵬(30=宮城野)が、横綱としては前代未聞の「猫だまし」を見せた。関脇栃煌山(28)に対し立ち合い直後を含めて2度も奇策を使い、最後は寄り切った。初日から唯一の10連勝としたが、場内のファンからはヤジも飛び、北の湖理事長(62=元横綱)から「横綱としてやるべきことじゃない」と厳しい指摘も受けた。

 誰もが、目を疑った。立ち合い直後、白鵬が栃煌山の顔の前で両手をたたいた。そのまま左に動くと、振り向いた相手の前で、またも手をたたく。史上最多35度の優勝を誇る最強横綱が、2度の猫だまし。寄り切って全勝を守ったが、熱戦を期待した場内からは痛烈なヤジが飛んだ。

 「横綱が、そんなんでええんか!」

 「堂々とせい、堂々と」

 そんな声が聞こえたか、それとも奇襲が成功した満足感か。土俵を下りた横綱は笑みを浮かべた。支度部屋でも報道陣の前で手をたたき「うまくいったかどうかは分からないけどね。勝ちにつながったんでね。うまくいったと思います」と話した。ツイッターでは「1度はやってみたかった」とつぶやいた

 朝から何か画策していた。土俵際に下がってから立ち合う稽古をして「今日やろうかな。面白いでしょ」とにおわせていた。猫だまし決行を決めた時期については「想像にお任せします」とけむに巻いたが「とっさではない」と、計画していたことを明かした。

 横綱の奇策に対し、協会幹部は手厳しかった。北の湖理事長は「やられる方もやられる方だし、やる方もやる方。横綱としてやるべきことじゃない。前代未聞なんじゃないの?」と首をかしげた。藤島審判長(元大関武双山)は「余裕があるんですよ。中に入れさせなければいい。一番、それを考えている。勇気がいる」と横綱の度胸を認めつつ「そういう相撲を取って、人がどう評価するか。その人の値打ちがどう評価されるか」と疑問を呈した。

 いつもは盛り上がる取組直後の場内は、戸惑うような雰囲気に包まれた。「一瞬だから、よけるように見えたんじゃないの。帰ってビデオを見れば分かるんじゃない。こんな技もあるって」と白鵬。そう苦笑して休場明けの場所を「楽しんでます」と言ったが、横綱として会場を訪れたファンを十分に楽しませることはできたのか。

 「みんな(モヤモヤした)気持ちが残っちゃうでしょ。横綱はそういう風に見られちゃダメなの。ため息になっちゃうでしょう」。後味の悪さを残念がった北の湖理事長の言葉が響いた。【木村有三】

 ◆猫だまし 相撲で立ち合いの奇襲戦法の1つ。立ったと同時に、相手の目の前に両手を突き出し、手のひらをパンッとたたくこと。相手の目をつぶらせ、ひるませることが狙い。格上の相手や、体格で自分より大きい相手などに対してとることが多い。

――

白鵬、猫だまし連発で全勝キープも…協会幹部苦言「負けたら最低」

スポニチ 1118

36度目の優勝を狙う休場明けの横綱・白鵬は関脇・栃煌山に2度の猫だましを繰り出し、寄り切りで全勝を守った。格下が奇襲として仕掛ける場合は過去にあったが、受けて立つ立場であるはずの横綱が猫だましをすることは前代未聞。横綱本人は満足げだが、協会幹部は苦言。優勝争いは全勝の白鵬を1敗で日馬富士、2敗で稀勢の里ら3人が追う展開となった。 

 前回対戦の先々場所に敗れた相手とはいえ、まさかの行動だ。史上最多優勝を誇る白鵬が栃煌山を相手に立ち合いで両手を“パチン”。その後、大きく左に動くと相手の振り向きざまに再び“パチン”。2度の猫だましで動揺させると右四つに組んで寄り切り、全勝を守った。土俵で笑みを浮かべた横綱とは対照的に熱戦を期待した館内はざわざわ…。称賛よりもどよめきの声が上回り、ついには罵声まで飛んだ。

 引き揚げた支度部屋では自ら両手を叩くしぐさをして「勝ちにつながったのでうまくいったことにしましょう」と作戦成功を明言。館内の反応が微妙だったことを問われると再び両手を叩き「“これ”のこと知らないんじゃない?一瞬だからよけたように見えたんじゃない?」と言った。

 だが、悦に入る白鵬とは対照的に、幹部の意見は厳しい。北の湖理事長(元横綱)は「横綱としてやるべきことじゃない。前代未聞。負けたら横綱として笑いもの。負けたら最低です。負けたら品格に引っ掛かる」とバッサリ。4日目の嘉風戦で変化気味となった際に理事長は「体が反応することはある」と理解を示したが、今回は「とっさに変わるのとわけが違う。考えられないよね」と断罪した。土俵下の藤島審判部副部長(元大関・武双山)は「普通は小兵がやる。相手が強いから効く。相撲道の中ではぶざまですから」との見解を示した。

 横綱としてふさわしくないのでは?との報道陣の質問に白鵬は「帰ってビデオを見たら分かるんじゃない?こういうこともあるんだとね」と一つの技を披露できたことに納得の様子。理事長から批判的な意見があったが?と問われると「また変な質問だね」と首をかしげた。帰り際には知人に再び“パチン”。「楽しんでいます」と満喫する後半戦だが、誰もが納得する相撲道からは程遠かった。

 ▽猫だまし 立ち合いの瞬間などに、出てくる相手の目の前で両手をパチンと叩く技の名称。ひるんだ相手の動きの隙を狙って、懐に飛び込んだり、足を取ったり、横や後ろに回りこんだりする狙いで行う。奇襲、かく乱戦法。かつては小兵の舞の海が得意としていた。また、62年九州場所5日目には当時平幕の出羽錦が横綱・大鵬に、78年初場所11日目には当時大関の三重ノ海が横綱・北の湖に仕掛けたことがある。いずれも横綱が動じることなく勝っている。

――

夕刊フジ1118

白鵬は4日目の嘉風戦でも変化したが、その際には「やっちゃったな。ここにきている人たちにいいものを見せられず、申し訳ない」と素直に反省した。だが、この日は逆。ご機嫌で引き揚げてくると「今日は何もしゃべらない。冗談だよ」と報道陣に先制パンチを繰り出すと、自分からこう切り出した。

 「猫だまし、うまくいったかどうか分からないけど、うまくいったことを信じるしかない。朝稽古のときから何となくイメージしていたんだ。お客の反応がいまひとつだった? 猫だましを知らないんじゃないの。ビデオを見たら分かるんじゃない? こんなこともあるんだって」

 しかし、横綱には不似合いの戦法に協会首脳はおかんむり。北の湖理事長は「前代未聞だ。横綱がやるべき立ち合いじゃない。あれで負けたら笑い物だよ」とため息をつく。藤島審判長(元大関武双山)も「まさかと思った。どういう意図でやったのか。ファンは力強い相撲を期待していたのに」と苦り切っていた。

 まだ白鵬は本調子ではないのかもしれない。終盤ではひと荒れありそうな気配だ。 (大見信昭)

――

舞の海氏 白鵬猫だましは「ファンサービスかも」

日刊スポーツ 1118(

大相撲九州場所10日目に、横綱白鵬が関脇栃煌山に2度の猫だましを繰り出した。寄り切って10連勝としたが、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は「横綱としてやるべきことじゃない」と指摘した。本来、猫だましは、小兵が活路を見いだすための「奇襲」でもある。

 現役時代、技のデパートの異名を取り、何度か猫だましを駆使した元小結のNHK大相撲解説者の舞の海秀平氏(47)に話を聞いた。

 -白鵬戦を見てどう思ったか

 栃煌山は白鵬にとって決して好きな相手ではありません。真っ向から行って、下手を差せない、上手も取れない状況になって、押し込まれるのを嫌がったのではないでしょうか。それで(相手の出足を止める猫だましを)考えたのかもしれません。

 -理事長は、横綱の猫だましに否定的だが

 横綱としては(相手を)受け止めて欲しかった、というのはありますが、
1つの話題作りとして、白鵬流のユーモアが若干あるんじゃないでしょうか。白鵬にすれば、ファンサービスかもしれない。

 -栃煌山は、猫だましは頭になかったと言っている

 栃煌山は真っ向勝負に行きますが、横綱も真っ向勝負に来るとは限らない。日本人は子供のころから、相撲はこうだと教えてもらってきた。勝負の感覚が違うんです。ですから、想像力を働かせて欲しかった。猫だましは、相手をよく見れば食わないんですよ。横綱といっても人間ですから、横綱相撲をかなぐり捨てても、勝ちたいと思って、ああいう立ち合いになることもあります。

 -舞の海さんも現役時代は猫だましを駆使した

 私はどうしても勝てない相手に対して、どうしても勝ちたいという気持ちでやった。

 -小兵の舞の海と、横綱がやるのとでは意味が違うか

 ファンが、お客さんが消化不良で、納得しないところもあるでしょう。ガチッと挑戦者を受け止めるのが横綱。他のスポーツなら、勝てばいい、金メダルを取ればいいんです。ですが、大相撲はスポーツというより、伝統文化的な側面がある。人々の見方があって、発展してきましたから。誰がやるか、にもよりますね。小さい人が変化しても拍手が起きますが、大きい人が変化すると批判される。大相撲独特の文化なんです。

 -是か非かの議論は尽きないが

 よく分かります。いろんな見方で楽しむのも大相撲ですから。世の中にいろんな問題があるのと同じです。土俵上は曼荼羅(まんだら)ですから。

 -白鵬は11日目に稀勢の里戦。どういう立ち合いになると思うか

 2回続けて猫だましではしゃれでなくなる。がっちりぶつかっていくんじゃないでしょうか。

――

猫だまし連発した白鵬の言い分

20151119日東京スポーツ

大相撲九州場所11日目(18日、福岡国際センター)、横綱白鵬(30=宮城野)が大関稀勢の里(29=田子ノ浦)を退け、唯一の全勝をキープした。右で相手の顔面に張り手を浴びせると、続けざまにはたき込んで転がし、取組後は「日ごろの稽古(の成果)が次々に出る。最後はきちんと反応した」と胸を張った。

 10日目(17日)には関脇栃煌山(28=春日野)を相手に「猫だまし」を連発。日本相撲協会の北の湖理事長(62=元横綱)が「横綱がやるべきことじゃない」と苦言を呈するなど物議を醸した。この日の朝稽古後、白鵬は「一度やってみたいという素直な心。そういう技があるなら、本当に効くのか効かないのか試したかった。効きましたね」と改めて弁明した。

 一方で「(猫だましのリスクは)ある意味、棒立ちだからね。もともとこの地位(横綱)は負けて批判される番付」とも言い切った。奇策を選択したのは、あくまでも技への探究心から。失敗のリスクを自ら背負って勝ったのだから問題はない…。これが白鵬が主張する“論理”だ。そこには、大相撲が長年にわたって紡いできた価値観が入り込む余地はない。おそらく、今後も考えを改めることはないだろう。

 この日は一転、立ち合いからしっかり当たってカチ上げや張り手などの厳しい攻めで圧倒。本来の強さを見せつけた。その分、実力差のある格下の相手を奇襲で「もてあそんだ」との印象が色濃くなったことも確かだ。

 

――

白鵬言いたい放題 猫だまし悪びれず「効くのか試したかった」

スポニチアネックス 1119()

36度目の優勝を狙う休場明けの横綱・白鵬は大関・稀勢の里を落ち着いてはたき込み、11戦全勝で単独首位を守った。前日の栃煌山戦ではまさかの猫だましを繰り出して物議を醸したが、全く悪びれる様子はない。奇策の相撲を闘牛に例えるなど周囲の批判をよそに本人はどこ吹く風だ。

白鵬が土俵上で仕切っている最中。館内には前日の猫だましの余韻が残っていた。「恥を知れ」「猫だまし横綱!」とヤジが飛ぶ。だが、それで動揺するような器ではない。稀勢の里を立ち合い左から張って前へ。回り込まれてつんのめったが、こらえて左喉輪で攻める。そして互いにけん制し合って止まってから2秒後。大関の頬を右でビンタしてからはたいて勝負を決めた。「日頃の稽古が次、次と出ますので、それが最後にきちんと出た」。決まり手ははたき込みだが相手が横転する間際に「手が入っていた。すくい投げ」と主張する余裕もあった。

 前日、北の湖理事長(元横綱)が「横綱としてやるべきことじゃない」と断罪するなど猫だましが物議を醸した。だが、本人は悪びれていない。朝稽古後、批判を承知で試みた理由を「一度やってみたいという素直な心。技があるなら本当に効くのか試したかった」と力説。もう一度やるかとの質問には「楽しみにしている人が一人二人いるはず。その楽しみをなくさずまたいつか」と答えるありさま。前日の相撲については「マタドール(闘牛士)は下がりながら逃げたりするけど一番格好いいのはその場でサッとやる。うまい人ほど動かない。ビデオで見たことある。人間と牛とは違うけど」と振り返り、
次にやりたい技は相手の頭や肩越しからまわしを取って後ろに投げる大技「波離間(はりま)投げ」。もはや好奇心旺盛な相撲博士で、反省や謝罪という次元を超えて言いたい放題だ
 場所入りの際には軍配差し違えで3日間出場停止を受けた所属部屋の立行司・式守伊之助に「お帰りなさい」と声を掛け、相撲でも伊之助が間違えようのない完勝で助けた。12日目の琴奨菊戦で勝てば9年連続年間最多勝も確定。「宣言通りに楽しんでます」。理事長の批判にも耳を傾けようとしない休場明け横綱の36度目Vが近づいてきた。

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朝青龍、白鵬の猫だましを擁護「涙が出るくらい悲しい今の日本人力士」

| 執筆者: 安藤健二 

投稿日:

2015

1119 1111 

大相撲九州場所で1117日、横綱の白鵬が奇手「猫だまし」で栃煌山に勝ったことに賛否両論が出ているが、白鵬と同じくモンゴル出身の元横綱・朝青龍は同日、「猫ふんちゃた?(ふんじゃった?)」などと、日本人力士のふがいなさを嘆く一連のツイートを投稿した。「本当にだらしない」「悲しい!涙が出るくらい悲しい今の日本人力士」と、白鵬を擁護するとともに、奇手に簡単に引っかかった栃煌山を批判した。

朝青龍は23日にも、審判部批判をした白鵬を擁護。「白鵬いじめるな!!マスコミたち!!」と投稿していた

――

白鵬はご満悦も奇策「猫だまし」で地に落ちた横綱の品格

日刊ゲンダイ 1118

こんな低俗な相撲は見たことない。

 九州場所10日目、横綱白鵬(30)が栃煌山に「猫だまし」を繰り出した。立ち合いでバチン! と両手を鳴らすと、面食らって突っ込む栃煌山をひらり。土俵際で振り返った相手に、再び猫だましだ。さらに難なく寄り切ると、いたずらっぽく栃煌山の胸をポンと叩いた。

 支度部屋に戻った白鵬は「うまくいった」と悦に入ることしきり。報道陣の前で手を叩くしぐさも見せたが、盛り上がっていたのは白鵬ただ一人だ。

 猫だましは力の劣る力士が行う奇策。当然、横綱にふさわしい技ではない。横綱経験のある北の湖理事長も、「やる方もやる方。横綱がなんて、前代未聞」と吐き捨てた。

 確かに今の日本人力士は白鵬にナメられても仕方ない。が、だからといって双葉山や大鵬といった大横綱が猫だましなんてしたのか。横綱は地位にふさわしい振る舞いが求められる。それは禁じ手といったルールとはまた別のことだ。

「どうだ、オレはこんなことも出来るんだ」と誇示したかったであろう白鵬。好角家からすれば、醜態以外の何ものでもない。

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横綱白鵬「猫だまし」にやくみつる激怒!「人として間違っている。品性疑う」

2015/11/19 ワイドショー通信簿

 横綱白鵬が大相撲11月場所の10日目、おととい17日(201511月)、関脇栃煌山相手に奇手「猫だまし」をやったことで物議をかもしている。立ち会いの時に相手の目の前でパチンと手をたたいて意表をつく技で、禁じ手ではないが、「横綱がやることか」との声があがっているのだ。北の湖理事長は「横綱としてやるべきことではない」と語った。

ヤフー投票では「問題あり」521%、「問題なし」479

 横綱は「大関の中でも品格、力量とも抜群の力士」とされるだけに、ファンの声も厳しい。「横綱だって勝たなけりゃいけない」(70歳代男性)、「横綱がやることではない」40代男性)、「ふざけるな」(70代男性)。ヤフーニュースの意識調査では「問題あり」が521%、「問題なし」が479%だった。

 元相撲協会外部委員のやくみつる氏(漫画家)は「人として間違っている」と怒る。格下相手に奇襲をかけ、かけた後に体をかわして組むこともなく逃げて勝つなど、横綱の品性を疑うという。白鵬はこれまでも格下相手に張り手を連発するなど、品格に疑問が出ていた。

 

司会の羽鳥慎一「相撲はスポーツでなく、神事だから勝ち方まで問題なのだともいいます」

 

 禁じ手でなければ何やってもいいんだというのは、永田町の「一強政権」も同じだ。』

 

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横綱白鵬が関脇栃煌山との一番で、猫だましをやったことに、賛否があって、また例のように、漫画家のやくみつるさんが、品格がないとテレビで批判していました。申し訳ないけれど、あーあ、またやっている、もうすこしこましなコメントしろよといいたくなりますね。相撲の応援団なら、相撲を面白く観るための話題でも提供してくれればと思います。

別に白鵬のファンでもないのですが、もはや角界では別格の存在となった横綱に、相撲オタクにすぎず、相撲道を極めたわけでもない、やくみつるさんがなにを偉そうなことを言っているの、あんた、どれだけ偉いんだと言いたくもなります。

また、スポーツ紙や夕刊紙が、相撲は品格がないといけないと書きたて、白鵬を批判するものも、それなら自らメディアの品格をまずは問うたらと感じてしまいます。まあどうせ頭の硬い年寄り向けのメディアなので、そうポジションするのが商売になるからでしょうか。

白鵬の猫だまし、面白いじゃないか。別に舞の海の専売特許じゃないのだから、どっちでもいいじゃないか、しょせん相撲なんだし。それに、あの技はかなり運動神経があって、俊敏でないと相手もひっかかりません。

時代についていけず人気が落ち、力士のなり手も減って、さらに八百長やったり、賭博したり、暴力沙汰が発覚して問題を起こし消滅の危機にさらされていた角界で、相撲人気を支え、場所を盛り上げ、大入りをつくってきたのは、朝青龍とか白鳳の外国人力士です。

北の湖理事長も白鵬に苦言を呈していましたが、あんた横綱としては別格の不人気だったんだよといいたいところです。

いまでも大相撲中継がプロ野球の巨人戦よりも高い視聴率を保っているのも、外国人力士が加わって、相撲の醍醐味を維持できているからでしょう。

角界も、相撲で商売しているメディアも、あなたがたの救世主である彼らにもっと感謝すべきで、本来なら足を向けて寝ることができないはずなのに、少し気に入らなければ、品格がないと批判を繰り返す。それってご都合主義そのもので、人の道を外していませんか。

猫だましは別にルール違反ではないにもかかわらず、批判が巻き上がるのは、相撲はたんなるスポーツや格闘技ではなく、神事でもあるからということですが、技として認められたものまで、それを持ち込むというのはどうなんでしょう。もし、格上の力士が、また横綱がやってはいけない禁じ手だと思うのなら、外国人力士で支えられている現実から言えば、ルール化してしまえばいいのです。大西宏

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2015年11月15日 (日)

立合い変化、一瞬で勝ってしまうから面白くない。一瞬で負けるのも面白くない。(羽黒蛇)

 

立合い変化、一瞬で勝ってしまうから面白くない。一瞬で負けるのも面白くない。(羽黒蛇)

 

 

 

8日目、照ノ富士が立合い変化するも、豪栄道が一気に勝つ。徳勝龍も変化して、宝富士に一気に寄られる。変化した力士が一気に負けてしまう相撲は、昔は多かったが、今は少なく珍しい。逆に、変化された力士が一瞬で負ける相撲は、昔は少なかったが、今は多い。

 

照ノ富士の敗因は変化が中途半端だったから。

 

 

 

20149月場所、逸ノ城が、11日目稀勢の里、13日目鶴竜と立合い変化で勝った。中途半端ではなく、思い切って変化していた。その後停滞している逸ノ城を見ると、弱い力士が、強い大関・横綱に勝つために、立合い変化したと言える。

 

 

 

弱い力士が、強い力士に立合い変化した代表例が、9月場所14日目の横綱鶴竜と大関稀勢の里の一番。番付は鶴竜が上だが、強さは稀勢の里が上。かつ、鶴竜は稀勢の里に対して相性が悪く、立合い当たっていったら勝てない。変化しないと勝てないのに、変化しなかったら、わざと負けたことになる。

 

 

 

相撲はスポーツではなく美術品だと解釈すると、横綱が立合い変化するのは美しくないから不可である。勝負より、美が優先される。鶴竜の立合い変化を非難した相撲ファンは、負けてもよいから立合い変化しない横綱を求める。勝負を度外視する「相撲を美術として鑑賞する」ファンが多いのは意外である。

 

 

 

私は相撲の「美しさ」と「面白さ」の両方が好きだ。しかし、「美しさ」より「面白さ」を求める。立合い変化に対する優先順位は次の通り。

 

一番:両者変化せず面白い相撲。

 

二番:立合い変化したが面白い相撲。

 

三番:両者変化せず、つまらない相撲。

 

四番:立合い変化、相手は一瞬でバッタリ。

 

 

 

鶴竜と稀勢の里の対戦、鶴竜が一方的に負ける相撲が多い。そんな相撲を見るくらいなら、鶴竜が変化して攻防のある相撲の方が面白い。14日目国技館で観戦したが、つまらない相撲でなかったのに満足。鶴竜変化を非難する気持はわかなかった。

 

鶴竜は開き直って、稀勢の里戦は毎場所変化したら如何?

 

 

 

私は鶴竜が変化しなければ稀勢の里に勝つ確率3割、変化すれば6割程度とみている。従って、「横綱だから変化してはいけない」という意見には、「鶴竜は稀勢の里に、わざと負けなさい。八百長しなさい。」と聞こえる。

 

 

 

横綱鶴竜、大関稀勢の里という番付に惑わされているファンが多い。横綱より強い大関は歴史的にも多い。

 

鶴竜は(稀勢の里より相対的には)弱いが、取りこぼしが少ないので成績は稀勢の里よりよい。その結果、鶴竜が横綱、稀勢の里が大関と、番付が逆転している。日馬富士は横綱になった当時より力が落ちたので、今は稀勢の里の方が強い。

 

相撲の強さは、番付や勝ち数だけではない、故に面白い。

 

 

 

9月場所、鶴竜は、栃煌山戦も立合い変化した(一瞬で勝つ、つまらない相撲)。これも、弱い鶴竜が、強い(稀勢の里ほど強くないが実力者であり、鶴竜がまともにいったのでは負ける可能性が高いという意味で強い)栃煌山に変化したのだから、私は非難しない。私が非難するのは一瞬で負けた栃煌山。

 

 

 

立合い変化で、変化した方が勝つのは、変化された方が警戒していないから。

 

立合い変化を警戒しないで、変化して負けるのは、相手が変化した時に備えた稽古をしていないから。

 

相手が変化した時に備えた稽古をしないのは、変化する力士が少ないから。

 

 

 

変化する力士が少ないのは、師匠が「変化するな」と指導するから。

 

師匠が「変化するな」と指導するのは、その方が強くなるから。

 

以上の悪循環により、一番相撲で変化して楽勝する力士が得をする。

 

 

 

「変化するな」という指導が、結果として、美しい相撲をファンに見せている面はある。しかし、相手が変化しないという前提で、立合いの馬力・体力増強に力を入れる力士が増えて、(立合い変化しない、と言う面では)美しいが、技のない「面白くない」力士が増えたという弊害もある。

 

 

 

私は、外国人力士が制限されていることに、賛成も反対もしないが、モンゴル力士の方が、日本力士よりも、相対的に、技のある「面白い」力士が多い。

 

もし、モンゴル力士が一人もいなかったら、魁皇も稀勢の里も横綱になっただろうが、体力優先のつまらない相撲が増えたであろう。

 

 

 

日馬富士と鶴竜が、横綱になっても、頻繁に立合い変化することに対して、「日本人なら変化しない」「モンゴル人には相撲の心は分からない」「師匠が教えないから協会幹部が教えるべきだ」という意見がある。

 

 

 

私は、極論であるが、日本人の相撲の心の分からないモンゴル力士は頻繁に立合い変化して、「くやしかったら、立合い変化を想定した稽古をして、変化されても勝ちなさい」と、日本人力士を諭して欲しい。

 

変化されても攻防のある相撲が見たいから。

 

体格だけで技のない力士は好きではないから。

 

 

 

羽黒蛇

 

2015年11月 8日 (日)

映画 「名寄岩 涙の敢斗賞」(羽黒蛇)

映画 「名寄岩 涙の敢斗賞」(羽黒蛇)

 

映画名 「名寄岩 涙の敢斗賞」

映画館 神保町シアター

鑑賞日 2015年11月8日(1113日まで上映、但し木曜以外は昼間)

映画封切り日 1956年(昭和31年)6月7日

 

映画の舞台は、昭和251月場所(312敗)と5月場所(96敗、敢闘賞)、断髪式

引退は昭和299月場所。

 

感想:脚本よし。名寄岩の演技よし。俳優ではないので上手くはないが、素人にしてはセリフが棒読みではない。相撲のシーンもしっかり撮影されていた。

 

時代考証的観察

その1:師匠の立浪親方(緑島)役の男優の背が高すぎる。

その2:昭和251月場所千秋楽の支度部屋のシーン。吉葉山・三根山が上位、北ノ洋の顔も映る。昭和25年は吉葉・三根とも上位ではない。映画公開の昭和31年、三根は大関から陥落して下位。吉葉・三根が横綱大関だったのは、昭和29-30年。

その3:支度部屋のシーンは5月場所でも出てくるが、女性を含めファンが出入りしている。今ではマスコミ以外は立ち入り禁止。当時はおおらかな時代だったようだ。しかし、女性が支度部屋にいるのは史実に反するのではないか。回しをつける時に裸になるのだから。

その4:昭和251月場所千秋楽、名寄岩が帰宅。贔屓から頂いたカステラを切る。付け人に分ける時に、「信州」「石狩岩」と声をかける。

番付を調べると、

信州は、昭和245月に大昇に改名。改名した後でも愛称で呼ばれることはあるが、昭和251月の大昇は十両2枚目。大昇は付け人ではなく内弟子としてついてきたと解釈。

石狩岩は昭和333月に引退。最高位幕下8枚目。昭和251月は小坂岩という四股名。映画を撮影した昭和30-31年には石狩岩なので、時代考証より分かりやすさを優先したようだ。

その5:昭和255月場所、95敗の名寄岩は、77敗の備州山と対戦。水が入るも疲れた名寄岩は控えに下がらず土俵中央で待つ(これは史実なのだろうか)、東の備州山が西の控えに下がったのはミス。

その6:土俵に仕切り線がない。観客に西洋人数人。

その7:昭和255月場所、千秋楽敗れるも96敗の名寄岩が敢闘賞を受賞。その日に夫人が死亡(これは史実なのだろうか)先妻の妹と再婚(これは史実である)

その8:断髪式。時津風(双葉山)、力士会代表吉葉山、立浪(羽黒山)

 

名寄岩の初婚相手の女性とは恋愛結婚。その女性は名寄岩のファンだったという。映画には登場しないが、立浪部屋関係者より教えていただいた話。

 

羽黒蛇

名寄岩、補足

補足;大達羽佐ェ門さん調査結果

まず先妻の初枝さんの死去は9月(谷中霊園墓石より。相撲の史跡)なので史実に反します。

 

次に、昭和25年夏場所の手捌きですが、同日のスポーツ報知によれば備州左を覗かせ一気の出足、名寄上手を引き堪える所を備州すくい投げで勝ち、とあり、文面から見る限り水入り相撲とは到底思われません。二日目の神若戦が水入りで名寄がグロッキーだったと記載されており、この相撲をもとにしたと思われます。

 

仕切り線については、どうもこの場所初めは存在せず、途中から中央に一本引かれたようです。しかしながらいつからどのような目的で仕切り線が無くなったのか、また何日目にどうして復活したのかが不明なので、今後の調査対象とします。

 

最後に、名寄岩の後妻が読売大相撲で、先妻(姉)と名寄岩の結婚はお見合いだったと答えています。

9月場所 幕下以下、下がりの色(羽黒蛇)

9月場所観戦時に幕下以下の下がりの色をメモした。今日テレビで高春日の下がりの色が先場所と違うことに気が付いた。羽黒蛇

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           
9月しこ名部屋9月11月
東下1出羽疾風出羽海
西下1朝弁慶高砂
東下2東龍玉ノ井
西下2禧勢ノ山木瀬
東下3大道阿武松
西下3高立木瀬オレンジ
東下4若の里田子ノ浦
西下4大翔鵬追手風
東下5琴恵光佐渡ヶ嶽
西下5安彦追手風
東下6碧天春日野
西下6芝田山
東下7豪頂山峰崎
西下7海龍出羽海オレンジ
東下8笹ノ山木瀬黄色
西下8大和富士阿武松
東下9栃丸春日野
西下9宝香鵬宮城野黄色
東下10千代の国九重
西下10肥後ノ城木瀬
東下11千代翔馬九重みどり
西下11竜王浪立浪
東下12朱雀八角
西下12白鷹山高田川水色
東下13飛翔富士東関
西下13濱口木瀬
東下14木瀬
西下14舛ノ勝千賀ノ浦
東下15肥後嵐木瀬水色
西下15勝誠境川
東下16栃飛龍春日野
西下16双大竜時津風
東下17天空海立浪
西下17入江玉ノ井
東下18舛東欧千賀ノ浦
西下18照強伊勢ヶ濱
東下19武玄大藤島
西下19明生立浪みどり
東下20錣山
西下20土佐豊時津風
東下21大波荒汐
西下21佐藤貴乃花
東下22大雷童高田川灰色
西下22大岩戸八角
東下23鳰の湖北の湖
西下23飛天龍立浪
東下24舛ノ湖千賀ノ浦
西下24諫誠境川
東下25竜電高田川
西下25宝龍山玉ノ井
東下26碧己真春日野オレンジ
西下26琴宏梅佐渡ヶ嶽
東下27磋牙司入間川うす紫
西下27伯錦春日山茶色
東下28安芸乃川高田川
西下28剛士荒汐灰色
東下29琴弥山佐渡ヶ嶽
西下29魁盛王浅香山黄色
東下30水口春日山黄色
西下30野上尾車
東下31若龍勢芝田山
西下31大翔龍追手風
東下32相山北の湖
西下32南海力木瀬
東下33琴福寿野佐渡ヶ嶽
西下33魁ノ隆友綱オレンジ
東下34鶴林木瀬水色
西下34出羽鳳出羽海水色
東下35克乃富士境川みどり
西下35久之虎出羽海オレンジ
東下36力真立浪水色
西下36華王錦東関
東下37富栄伊勢ヶ濱
西下37萬華城春日山
東下38春日国春日山黄色
西下38碧の正出羽海オレンジ
東下39笹山木瀬
西下39十勝海八角みどり
東下40西山尾上黄色
西下40稲葉丸木瀬
東下41武蔵海藤島
西下41大空峰崎水色
東下42芳東玉ノ井
西下42水田貴乃花きみどり
東下43貴輝鳳貴乃花灰色
西下43栃登春日野
東下44駒木龍木瀬
西下44慶天海阿武松
東下45安芸乃山高田川
西下45若山阿武松
東下46巨東玉ノ井オレンジ
西下46勇輝陸奥みどり
東下47掛橋八角
西下47貴公俊貴乃花きみどり
東下48佐々木山木瀬オレンジ
西下48琴太豪佐渡ヶ嶽みどり
東下49松葉山春日山灰色
西下49希帆ノ海出羽海
東下50常陸號藤島
西下50貴源治貴乃花
東下51大翔岩追手風
西下51千代栄九重
東下52福倭春日山
西下52琴欣旺佐渡ヶ嶽
東下53桜児竜境川黄色
西下53朝天舞高砂水色
東下54玉大輝片男波
西下54白虎東関
東下55栃清龍春日野
西下55若力堂二所ノ関きみどり
東下56玄界鵬大嶽オレンジ
西下56玉金剛片男波
東下57鐵雄山阿武松
西下57水戸豊錦戸
東下58深海山尾上
西下58大神風高田川
東下59竜勢鏡山うす紫
西下59高春日春日山
東下60大清峰芝田山水色
西下60舛ノ山千賀ノ浦
東三1政風尾車
西三1琴仁成佐渡ヶ嶽みどり
東三2蓮台山木瀬
西三2栃の濱春日野
東三3朝興貴高砂
西三3須磨ノ海高田川灰色
東三4善富士伊勢ヶ濱
西三4高盛東関
東三5錣山オレンジ
西三5東里玉ノ井
東三6篠原阿武松
西三6大鷹山高田川
東三7高三郷東関
西三7王輝錣山灰色
東三8若ノ藤二所ノ関
西三8龍勢旺芝田山
東三9千代雷山九重みどり
西三9琴大龍佐渡ヶ嶽灰色
東三10大野城高田川
西三10高田川
東三11木瀬乃若木瀬水色
西三11岩崎追手風
東三12隠岐の富士八角
西三12千代嵐九重
東三13羅王立浪
西三13前乃富士高田川
東三14豊後錦出羽海
西三14鶴乃湖高田川水色
東三15剛力山高田川
西三15駿馬伊勢ヶ濱
東三16荒篤山荒汐
西三16大地錣山
東三17佐田ノ国境川水色
西三17前田芝田山
東三18霧の富士陸奥
西三18宇良木瀬
東三19北勝若八角
西三19濱春日春日山
東三20石井千賀ノ浦
西三20虎太郎藤島
東三21福轟力荒汐
西三21闘鵬大嶽
東三22碧海浜出羽海
西三22北皇高田川みどり
東三23山口宮城野
西三23春晃春日山オレンジ
東三24出羽ノ城出羽海
西三24電山大嶽
東三25武蔵国武蔵川
西三25有島陸奥
東三26春日龍春日山
西三26寺尾錣山
東三27井筒
西三27香富士春日野みどり
東三28四賀峰峰崎水色
西三28大露羅北の湖
東三29濱栄光尾上
西三29彩翁錦戸うす紫
東三30能登東玉ノ井
西三30古場木瀬
東三31荒闘司入間川
西三31大乗高田川みどり
東三32栃乃国春日野
西三32剛竜木瀬
東三33大元入間川
西三33旭鵬山友綱黄色
東三34徳州山二所ノ関
西三34瞬迅錣山
東三35極芯道錦戸
西三35琴鳳佐渡ヶ嶽
東三36大輝八角
西三36太熊高田川うす紫
東三37中園二所ノ関
西三37力斗時津風
東三38天一北の湖みどり
西三38藤の海出羽海
東三39琴の秀佐渡ヶ嶽黄色
西三39濱湊うす紫
東三40鳴海阿武松
西三40魁鵬友綱
東三41琴力泉佐渡ヶ嶽
西三41壱岐の嶋玉ノ井水色
東三42湊将オレンジ
西三42翔傑芝田山
東三43琴隆成佐渡ヶ嶽
西三43朝乃土佐高砂
東三44越ノ龍藤島
西三44大翔若追手風
東三45朱鷺ノ若
西三45琴誠剛佐渡ヶ嶽
東三46飛燕力尾車
西三46栃岐岳春日野
東三47藤の花出羽海
西三47栃颯春日野
東三48佐田ノ里境川
西三48魁錦友綱
東三49千代の勝九重
西三49龍司入間川
東三50高麗の国芝田山灰色
西三50琴翼佐渡ヶ嶽
東三51宗像藤島
西三51八菅山芝田山
東三52出羽泉出羽海
西三52大畑時津風
東三53春桜春日山
西三53栃乃島春日野
東三54貴天秀貴乃花
西三54木曽満時津風黄色
東三55水戸司入間川
西三55越錦立浪
東三56春日丸春日山
西三56高見劉東関
東三57爆羅騎式秀
西三57神嶽大嶽
東三58大子富士錦戸
西三58唐津海玉ノ井灰色
東三59東翔玉ノ井
西三59琴名和佐渡ヶ嶽
東三60大翔前追手風
西三60登竜錣山
東三61駒司入間川
西三61濱豊時津風
東三62琴陸山佐渡ヶ嶽黄色
西三62突光力荒汐
東三63鰤の里千賀ノ浦
西三63青砥八角
東三64加美豊時津風
西三64伊勢ノ花伊勢ヶ濱
東三65甲斐八角
西三65寺尾海錣山
東三66霧嵐陸奥
西三66海士の島八角オレンジ
東三67貴麻衣貴乃花
西三67栃春日春日野
東三68大鷹浪立浪
西三68津軽海玉ノ井みどり
東三69大天白伊勢ヶ濱
西三69力山荒汐
東三70福の邦春日山
西三70北勝鶴八角みどり
東三71天津阿武松
西三71本多錦戸オレンジ
東三72伊勢ノ海
西三72寛龍荒汐
東三73藤乃若藤島
西三73磯東玉ノ井
東三74朝乃丈高砂
西三74拓錦千賀ノ浦
東三75霧乃龍陸奥
西三75栃港春日野
東三76西大司入間川
西三76武誠山藤島
東三77美登桜東関
西三77瓦海出羽海
東三78栃天翔春日野
西三78熊王春日山
東三79水戸晃錦戸
西三79因幡城境川
東三80森垣八角
西三80藤嵐伊勢ノ海
東三81榛湊
西三81将豊竜時津風
東三82大翔宗追手風
西三82千代青梅九重
東三83阿武松
西三83喜ノ国境川
東三84満津田峰崎
西三84大翔鶴追手風
東三85矢ケ部千賀ノ浦
西三85竹井玉ノ井
東三86磐石伊勢ヶ濱
西三86谷口春日野
東三87宇野八角
西三87樹龍宮城野
東三88北勝花八角
西三88有明伊勢ノ海
東三89坂邊田子ノ浦
西三89琴大村佐渡ヶ嶽
東三90椿富士伊勢ヶ濱
西三90北勝旺八角
東三91廣瀬荒汐
西三91富士寿東関
東三92坪見千賀ノ浦
西三92鶴大輝井筒
東三93幸山春日山
西三93湘南乃海高田川
東三94琴虎佐渡ヶ嶽
西三94千代疾風九重
東三95竜風尾車
西三95若圭翔追手風
東三96阿光阿武松
西三96輝の里田子ノ浦
東三97浜美龍木瀬
西三97大翔樹追手風
東三98田子ノ藤田子ノ浦
西三98銀星山大嶽灰色
東三99翼雄星芝田山
西三99足立田子ノ浦
東三100浜東玉ノ井
西三100周志木瀬
東二1三重乃里春日野
西二1西園寺式秀
東二2原田宮城野
西二2湊竜
東二3佐田輝境川水色
西二3春日波春日山
東二4恵比寿丸高田川
西二4隠岐の岩八角
東二5春日嶺春日山
西二5朝金井高砂
東二6山本玉ノ井
西二6常川荒汐
東二7謙豊時津風みどり
西二7霧桜陸奥
東二8睦風尾車
西二8肥後ノ龍木瀬
東二9北洋山立浪
西二9浜田山芝田山
東二10栃佐藤春日野
西二10濱町九重
東二11若佐藤二所ノ関
西二11出羽大海出羽海
東二12宮内尾上うす紫
西二12白海竜宮城野
東二13大ノ蔵宮城野
西二13聡ノ富士伊勢ヶ濱
東二14朝山端高砂
西二14藤大成藤島
東二15闘林山錣山
西二15北勝照八角
東二16最上錦木瀬
西二16二十城北の湖
東二17勇磨阿武松
西二17貴神龍貴乃花
東二18大翔城追手風
西二18北大地立浪
東二19久司入間川
西二19寺尾翔錣山
東二20若山中二所ノ関
西二20華吹立浪
東二21智ノ富士伊勢ヶ濱
西二21富士ノ風尾車
東二22大翔海追手風
西二22琴明山佐渡ヶ嶽
東二23勝武士高田川
西二23大司入間川
東二24光源治峰崎
西二24井上木瀬
東二25羽黒豊立浪
西二25響龍境川
東二26舛天竜千賀ノ浦
西二26東政馬玉ノ井
東二27飯田玉ノ井
西二27土佐光伊勢ヶ濱
東二28吉村出羽海
西二28北勝剛八角
東二29玉信力片男波
西二29松栄春日山
東二30神の山錦戸
西二30前大将高田川
東二31境川みどり
西二31星飛藤島
東二32貴西龍貴乃花
西二32東浪玉ノ井
東二33北斗伊勢ヶ濱
西二33貴大将貴乃花
東二34刃力錣山
西二34闘王富士錣山
東二35佐田ノ華境川灰色
西二35栃伊万里春日野
東二36藤の谷八角
西二36若肥前峰崎
東二37大子錦高砂
西二37大翔虎追手風
東二38一心龍北の湖
西二38札野東関
東二39山崎浅香山灰色
西二39拓海武蔵川
東二40武蔵平武蔵川オレンジ
西二40北の峰八角
東二41有川二所ノ関
西二41元受伊勢ヶ濱
東二42肥後ノ花木瀬
西二42若荒輝錣山
東二43吉ノ富士春日山
西二43安井陸奥黄色
東二44仲井尾上
西二44大国岳春日山
東二45徳太宝境川
西二45春日里春日山
東二46大勢竜大嶽うす紫
西二46寿ノ富士伊勢ヶ濱
東二47小松木瀬
西二47小櫻立浪うす紫
東二48本木山玉ノ井
西二48美浜海玉ノ井
東二49今福二所ノ関
西二49谷島玉ノ井黄色
東二50霧丸陸奥水色
西二50颯天藤島
東二51石原二所ノ関
西二51大国山春日山
東二52中尾尾上
西二52川本宮城野
東二53須賀玉ノ井
西二53琴大和佐渡ヶ嶽うす紫
東二54亀岡千賀ノ浦
西二54栄富士境川
東二55魁渡浅香山
西二55滝口阿武松
東二56謙信境川
西二56信州錦錦戸
東二57白虎丸立浪
西二57北勝誉八角
東二58高倉山尾上灰色
西二58大天佑北の湖みどり
東二59谷川山宮城野
西二59田岡九重
東二60北青海北の湖
西二60吉本東関
東二61大由志高田川
西二61山名尾上
東二62鬨龍伊勢ノ海
西二62佐田の豪境川
東二63蘆隆山芝田山
西二63琴小島佐渡ヶ嶽オレンジ
東二64中石二所ノ関
西二64隆貴陸奥
東二65大瀧東関
西二65呉錦春日野灰色
東二66白瀬山木瀬
西二66木瀬乃翔木瀬
東二67中谷陸奥
西二67霧馬山陸奥
東二68渡邊宮城野
西二68大山田八角
東二69築本伊勢ノ海
西二69豊見山入間川
東二70大和嵐錣山
西二70飛騨野荒汐
東二71一の竜井筒
西二71隼桜式秀
東二72中野八角
西二72高田藤島
東二73松島八角うす紫
西二73尾上オレンジ
東二74奄美岳北の湖
西二74太田北の湖オレンジ
東二75淡路富士伊勢ヶ濱
西二75琴高橋佐渡ヶ嶽
東二76八角
西二76隆ノ成千賀ノ浦
東二77高田川
西二77神山高砂黄色
東二78旭光友綱
西二78大一心伊勢ヶ濱
東二79大翔浜追手風
西二79朝ノ島高砂
東二80武の湖北の湖
西二80潮来桜式秀
東二81大和浪立浪
西二81琴宮倉佐渡ヶ嶽
東二82誉錦錦戸
西二82琴乃島佐渡ヶ嶽
東二83宇瑠虎式秀
西二83嶋田北の湖
東二84拓ノ海峰崎
西二84柏葉伊勢ノ海
東二85古関貴乃花
西二85若戸桜式秀
東二86魁ノ若友綱
西二86照道伊勢ヶ濱
東二87濱天聖錣山
西二87朝森本高砂
東二88力優士峰崎
西二88佐々木伊勢ノ海
東二89市来八角
西二89新屋敷大嶽
東二90小原浅香山
西二90都島峰崎
東二91鈴木玉ノ井
西二91琴眞鍋佐渡ヶ嶽
東二92登富士伊勢ヶ濱
西二92北陽桜式秀
東二93流武武蔵川
西二93中辻浅香山
東二94皇義龍時津風
西二94東輝玉ノ井
東二95大和湖北の湖
西二95渡邊桜式秀
東二96佐田の勇境川
西二96剣風尾車
東二97大幸山出羽海
西二97壬生入間川
東二98玉乃龍片男波
西二98一富士伊勢ヶ濱
東二99照樹伊勢ヶ濱
西二99武士武蔵川
東二100琴大興佐渡ヶ嶽
西二100武拳武蔵川
東二101越前山千賀ノ浦
西二101大志龍木瀬
東口1東山玉ノ井水色
西口1琥珀龍芝田山
東口2
西口2清武蔵武蔵川
東口3宙風尾車
西口3白美山伊勢ヶ濱
東口4齋藤陸奥
西口4琴宇留賀佐渡ヶ嶽
東口5森麗大嶽
西口5魁光稀友綱
東口6北勝里八角水色
西口6桃智桜式秀
東口7勇富士伊勢ヶ濱
西口7服部出羽海みどり
東口8肥後光木瀬
西口8辛川春日野
東口9鈴音田子ノ浦
西口9稲垣春日山水色
東口10翔希宮城野
西口10嶋風尾車
東口11敏夷東玉ノ井
西口11朝達家高砂
東口12宇美錦峰崎みどり
西口12岩上峰崎
東口13朝大門高砂
西口13福東玉ノ井灰色
東口14門倉九重うす紫
西口14小浜海境川
東口15尾崎春日野
西口15山下二所ノ関
東口16福湊みどり
西口16風武武蔵川
東口17櫛引式秀
西口17正龍道式秀
東口18綿谷荒汐
西口18作山千賀ノ浦
東口19花井伊勢ノ海
西口19関塚田子ノ浦
東口20大勇人峰崎
西口20黒澤入間川
東口21宮崎時津風
西口21刻竜浪立浪
東口22末川阿武松
西口22華宝司入間川
東口23豊木村時津風
西口23北斗龍北の湖
東口24光内阿武松
西口24北薩摩千賀ノ浦
東口25竹内北の湖
西口25琴隼佐渡ヶ嶽
東口26琴川合佐渡ヶ嶽

11月場所の資料をお送りいたします。 真石博之

 

11場所の資料をお送りいたします

 

 

 

○秋場所は、日馬富士が休場、白鵬も3日目から休場となり、横綱は鶴竜だけ。その一人横綱が10日目までに2敗を喫してしまい、照ノ富士が全勝で星二つリードする独走の展開。ところが、12日目から俄かに混戦となりました。照ノ富士が稀勢の里戦で怪我をして3連敗となり、2敗の鶴竜が逆転リード。そのまま逃げ切るかと思いきや、千秋楽の対決で照ノ富士が鶴竜を破り、優勝決定戦の末に鶴竜に軍配があがりました。こう書きますと、白熱した優勝争いのようですが、内容はお粗末だったと思います。

 

一場所に3度も立ち合いに変化した弱い横綱が、実力大関の負傷に助けられての優勝です。この二人による千秋楽の本割と優勝決定戦を出来過ぎた筋書きと感じるのは、へそ曲がりが過ぎるでしょうか。

 

 

 

○白鵬は初日に隠岐の海、二日目に嘉風と連敗。横綱49場所目にして初めての休場に追い込まれましたが、「ここまでよくぞ休まなかった」と賞賛すべきでしょう。「大腿四頭筋(腿の一番大きな筋肉)を痛めた理由は、師匠の宮城野親方によればオーバーワーク。いつもの場所は、「6~7割の出来で初日を迎えれば終盤にいいものが出る」との判断で、場所直前の2週間だけで仕上げ、それまでは身体を休めることに専念したとのこと。

 

ところが、秋場所前には長い巡業があり、その間で休んだのは足の指が化膿した4日間だけで、結局、15日間を精勤。そこまでやった理由について白鵬は、「巡業初日に関取衆の前で“長い巡業なので、なるべく稽古をしましょう”と言っちゃった」と振り返っています。さらに番付発表後、耐震性の問題とかで自分の部屋の土俵が使えず、通常より1週間早く出稽古を開始し、他の部屋の関取と、通常の倍の8日連続で稽古をしたとのこと。

 

この程度でオーバーワークというのは、昔に比べて随分と稽古量が減っていることを物語りますが、その白鵬よりも日本人大関の稽古の方が少ないのですから、困ったことです。

 

 

 

○白鵬のよもやの休場が発表された3日目、生れて初めて一人横綱になった鶴竜は、正に鼎の軽重が問われる局面に立って緊張したのか、頭から真っ向勝負に来た嘉風を引いてしまって完敗。その後の何日かは無難に乗りきったものの、分の悪い妙義龍にも引いてしまって2敗となった翌日の11日目、これも苦手の栃煌山に立ち合いで変化して顰蹙を買いました。さらに14日目、星の差一つで追ってくる稀勢の里との決戦で、立ち合いで右へ飛んだところ、何と手つき不十分で「行司待った」。仕切り直しのあと、あろうことか今度は左に飛びました。本人が「勝ちたい気持が出た。一度目は失敗したのでもう一回、気にせずやろうと思った。チャンスを逃したくない」と語った確信犯です。ほかの二人の横綱が下り坂の中で、横綱になって初めて優勝した鶴竜がどう変っていくのか、あるいは変らないのか、注目したいところです。

 

 

 

○大関2場所目で東正大関に座った照ノ富士は、11日目、強烈な右おっつけで琴奨菊の身体を根こそぎ持ち上げて土俵に叩きつけ、同じ大関ながら、まるで大人と子供のような格の違いを見せつけました。ところが、翌12日目、それまで5連勝だった栃煌山を甘く見たのでしょう。相手の腕を手繰りにいくようなぎごちない立ち合いで、右を差され、左も差されて、廻しは取れず。じりじりとそのまま後退して初黒星を喫し、なんと横綱でもないのに国技館に座布団が舞いました。続く13日目、稀勢の里に上手を取られ、強引に下手から掬おうとした瞬間に、腰砕けのように倒れました。二人分の体重がかかって傷めた右膝は全治1カ月の診断。伊勢ケ濱親方の休場の勧めを遮って強行出場した翌14日目は、見た目にも脚が踏ん張れず、相撲になりませんでした。千秋楽には痛みが和らいだとの報道もあり、秋巡業も終盤には参加しました。

 

ただ、膝の怪我が命取りとなって綱を逃がした大型大関は、平成だけでも、小錦、琴欧洲、把瑠都の例があります。秋場所での強行出場が照ノ富士の将来を左右しないことを祈ります。

 

○秋場所でも、10日目までに3敗。稀勢の里には、「ミスターガッカリ」の頭に「不動の」をつけたくなるような心境でした。ところが、13日目に優勝争いのトップだった照ノ富士を破った一戦は、当り合ったあと、サッと右上手を引きつけて一気に寄り進み、相手が腰砕けのように倒れ込む豪快な勝ちでした。

 

格下に負ける時にはあっさりと負け、強い相手に勝つ時には滅法強い。優勝はしないけれど、2桁は勝つ。

 

 当方としては、当てにはできず、さりとて愛想尽かしはできず、付き合い方が難しい名大関?です。

 

 

 

○続いて豪栄道。こちらは「弱い大関」と呼ばざるを得ないでしょう。大関7場所を終えて2度目のカド番ですが、大関昇進後の通算戦績は53勝51敗1休。昇進前の関脇在位連続14場所での戦績はというと、直前3場所は32勝、連続2桁勝利はなし、8敗しての関脇残留が2場所、平均は丁度9勝6敗でした。いまだに「型」を持っていないのですから、大関昇進が間違いだったと言われても仕方ないでしょう。

 

 

 

○お待たせしました、嘉風。前回のお便りで「小さい体で、常に真っ向勝負で挑む心意気は男の子。横綱、大関と総当りになるのが楽しみです」と書いたところ、2日目に白鵬、3日目に鶴竜と2日連続での金星。

 

そのあとも正に変幻自在の取り口で、琴奨菊、豪栄道、栃煌山、妙義龍、隠岐の海と役力士をほぼ総なめにし、秋場所の最高殊勲力士でした。3場所連続の2桁勝利で、年間勝利数では、照ノ富士、白鵬、稀勢の里に続く4位につけました。これまでに獲得した金星4つは、いずれも最近7場所のもの、32歳を過ぎてのもので、引退してもおかしくない年齢になって力強さをつけた小兵力士として史上稀な存在です。

 

金星1つの「持ち給金」の加算は10円で、勝ち越し1つ50銭の20個分(10勝5敗×4場所)です。場所ごとに実際に支給される「給金」は「持ち給金」の4000倍ですから、金星1つで4万円、4つで16万円の昇給になります。「持ち給金」でも第9位に躍進です。   (別紙『持ち給金ランキング』)

 

 

 

○さて、横綱昇進後初めて休場した白鵬の今後はどうなるのでしょう。怪我をした秋場所が始まる前から、「脚に違和感がある」と漏らしていたそうですが、怪我がどの程度のものなのか、また、直る怪我なのか直らない怪我なのか。

 

いずれにしても、今後は、これまでの強さを望むことはできません。

 

別紙 『大横綱の昇進後初休場の前と後』 は、優勝20回以上の大鵬、北の湖、貴乃花、朝青龍の大横綱が、昇進後初めて休場した「前」と「後」で、どう変ったのかの比較です。(唯一遅咲きの千代の富士は外しました)

 

初休場の原因は、大鵬が高血圧、貴乃花が腸炎と内科的、北の湖は関節、朝青龍は肘の損傷で外科的です。

 

優勝率(優勝した割合=優勝回数/在位場所数)は、ライバルの存在に大きく左右されるものではありますが、大鵬が初休場前の625(6割2分5厘・以下同様)から初休場後は452に、朝青龍は737から391へと大幅に落ちました。それにも増して、北の湖は465から何と100へ、貴乃花は727から184へと見る影もない凋落ぶりです。

 

勝率では、大鵬が879から847へ、朝青龍が854から818へと小幅な落ち込みであるのに対して、北の湖は847から685へ、貴乃花は909から769へと大幅に下げています。

 

休みを負けと計算した勝率②で見ますと、北の湖が847から431へ、貴乃花は909から495へと5割を切るところにまで勝率を下げています。初休場後の休場率(休場した割合=休場場所数/在位場所数)が、北の湖は600、貴乃花は447と非常に高いことが影響しています。

 

以上を総括しますと、どの大横綱も例外なく、優勝率においても勝率においても、初めて休場する「前」よりも「後」の方が、成績が大幅に悪くなっています。大相撲の世界には、「怪我をするのは弱いから」という言葉があるそうですが、言いかえれば「弱くなったから怪我をした」ということにもなりましょうか。

 

白鵬の横綱通算勝率は893(平均13.4勝1.6)で、今のところ大鵬の858(平均12.9勝2.1)を大きく上回っていますが、今後は、これまでの強さを望むことはできません。

 

  平成27年10月26日 真石 博之   <追伸>あり

 

<追伸>

 

 

 

○宮城野部屋の熊ケ谷親方が、個人的に雇っていた運転手に暴行した傷害罪で起訴され、懲戒解雇されました。初犯ではなく、5年前に「知人女性に八百長を告白した」と週刊誌に報じられたことで、部屋持ち親方から部屋付き親方への「降格処分」を受け、その際の始末書に、「今後、不祥事を起こせば、解雇もやむを得ない」とあったといわれます。

 

にもかかわらず、9月2日の逮捕から10月1日の解雇処分決定までに1ヶ月、起訴されてからでも2週間かかりました。秋場所前と秋場所中は、相撲人気に水を差すのを懸念して処分発表を遅らせたのでしょうか。

 

 

 

熊ケ谷親方は元金親(一時は月山)。最高位は十両2枚目、本名は金親、北の湖部屋所属でした。

 

年寄襲名の条件である「十両と幕内通算30場所以上」を満たさずに、平成16年に引退。ラーメン屋での修業が決まっていた中で、突然、先々代の宮城野親方(小結廣川・本名山村)の次女と結婚し、娘婿として部屋を継承することになりました。例外規定の「部屋後継者と認定された場合は十両と幕内通算20場所以上(でよい)」が適用された初めての例です。部屋後継者になれたので年寄になれた珍しい例です。

 

 

 

少し複雑ですが、宮城野部屋の流れを説明します。平成元年に廣川の宮城野親方が52歳で急死したあと、平成16年までは、現在の宮城野親方で白鵬の育ての親である竹葉山が親方でした。

 

ところが、その15年間、驚いたことに、竹葉山宮城野名跡(年寄株)は借株で、株の所有者はずっと廣川の未亡人であったことが、この時点になって判明します。そして、突然、金親がその未亡人と養子縁組をし、娘と結婚して、宮城野名跡(年寄株)を取得したため、竹葉山部屋付き親方・熊ケ谷に格下げになりました。

 

結果として、部屋の主は金親、白鵬を指導するのは竹葉山という変則的な形が続きました。

 

その6年後の平成22年、冒頭の不祥事により、協会から「師匠交代」を勧告され、竹葉山が宮城野親方に返り咲き、金親が部屋付きの熊ケ谷親方に格下げになります。そして今回、またまた不祥事を引き起こしたというわけです。そもそも、部屋付き親方が、なぜ、お抱え運転手を雇っていたのかも解せない話です。

 

金親は、年寄資格がなかった自分を年寄にしてくれた妻とは、その後、離婚をしましたが、妻の実家の山村姓のままです。部屋付きというより札付きといったところでしょうか。

 

 

 

平成26年1月30日に、日本相撲協会は財団法人から公益財団法人に衣替えをし、その新しい定款には、「年寄名跡を襲名する者は、年寄資格審査委員会で審査した結果に基づき理事会で決定する」と明記されています。

 

その後に年寄名跡を取得したのは、年寄琴欧洲鳴戸(琴欧洲)、高崎(金開山)、三保ケ関(栃栄)、不知火(若荒雄)、立田川(豊真将)、大島(旭天鵬)、音羽山(光法)、西岩(若の里)の8名ですが、年寄資格審査委員会でどんな審査が行われたのか、ついぞ公表されたことはありません。この8名に金親のような問題はないでしょうが、適正な年寄資格審査が行われることを望みます。

 

以上

 

大横綱の昇進後初休場の前と後 (データ提供 真石博之)

大横綱の昇進後初休場の前と後 (遅咲きの千代の富士は除く)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             
  在位 優勝 優勝率 勝数 負数 休数 勝率 勝率  休場 休場率
  場所数 回数
                       
  初休場前 16場所  10回 .625 211  29   0  .879 .879  
大 鵬 初休場後 42場所  19回 .452 411  74 136  .847 .662 13場所 .310
  横綱通算 58場所  29回 .500 622 103 136  .858 .722 13場所 .224
                       
  初休場前 43場所  20回 .465 546  99   0  .847 .847  
北の湖  初休場後 20場所  2回 .100 124  57 107  .685 .431 12場所 .600
  横綱通算 63場所  22回 .349 670 156 107  .811 .718 12場所 .190
                     
  初休場前 11場所  8回 .727 150  15   0  .909 .909  
貴乃花 初休場後 38場所  7回 .184 279  84 201  .769 .495 17場所 .447
  横綱通算 49場所  15回 .306  429  99 201  .813 .588 17場所 .347
                     
  初休場前 19場所  14回 .737  239  41   5  .854 .839  
朝青龍 初休場後  23場所  9回 .391 224  50  71  .818 .649 6場所 .261
  横綱通算  42場所 23回 .547 463  91  76  .836 .735 6場所 .143
 
  初休場前  48場所 32回 .667 646  74   0  .897 .897  
白 鵬 初休場後  1場所       3  12  .000 .000  1場所 1.00
  横綱通算 49場所 32回 .653 646  77  12  .893 .879  1場所 .020
(白鵬は平成27年9月場所まで)
  勝率①は休場を計算に入れない勝率   勝率②は休場を負けとしての勝率
  優勝率=優勝回数/在位場所数   休場率=休場場所数/在位場所数
<上記のほかの横綱昇進前の優勝回数>
   大  鵬3回  北の湖2回  貴乃花7回  朝青龍2回  白鵬3回
<横綱昇進後初の休場の理由>
大 鵬 本態性高血圧症 前場所10勝5敗。当場所2・3・4日目に負け、5日目から休場。
北の湖 変形性膝関節炎 前場所10勝5敗。当場所2・3・8日目に負け、9日目から休場。
貴乃花 急性細菌性腸炎 前場所全勝優勝。当場所直前に高熱・下痢、全休。
朝青龍 右肘側副靭帯損傷 前場所優勝。当場所2日目に負け右腕を負傷、3日目から休場。
 (初休場は旭鷲山との確執による精神的なもので傷病とは見なさず)
白 鵬 左大腿四等筋腱炎 前場所優勝14勝1敗。当場所初・2日目に負け、3日目から休場。

                                                                                                                                                                                                                                                                   
 勝率勝率 休場休場率
 
    
 初休場前.879.879 
大 鵬初休場後.847.66213場所.310
 横綱通算.858.72213場所.224
    
 初休場前.847.847 
北の湖 初休場後.685.43112場所.600
 横綱通算.811.71812場所.190
   
 初休場前.909.909 
貴乃花初休場後.769.49517場所.447
 横綱通算.813.58817場所.347
   
 初休場前.854.839 
朝青龍初休場後.818.6496場所.261
 横綱通算.836.7356場所.143
 初休場前.897.897 
白 鵬初休場後.000.000 1場所1.00
 横綱通算.893.879 1場所.020

「持ち給金」ランキング(旭天鵬・若の里引退後/各場所終了時点/単位:円) (データ提供 真石博之)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             
 
 白 鵬日馬富士鶴 竜稀勢安美錦豊ノ島栃煌山琴奨菊嘉 風高 安
優勝回数35回6回2回       
うち全勝11回3回        
金星個数1個1個0個3個7個4個2個0個4個4個
通算白星934勝700勝596勝671勝762勝574勝479勝621勝496勝342勝
通算黒星195敗396敗409敗433敗751敗510敗378敗457敗465敗313敗
白星-黒星 739  304 187  238   11  64  101 164  31  29優勝力士
通算場所数87場所88場所83場所81場所112場所82場所64場所82場所70場所63場所
初土俵13/313/113/1114/39/114/117/114/116/117/3
18年  1月97.076.040.067.098.060.0 63.560.0 栃 東
3月102.576.541.569.598.060.0 65.060.5 朝青龍
5月139.076.543.070.098.060.5 66.562.0 
7月144.576.544.570.598.562.040.066.562.0 朝青龍
9月145.080.060.071.0102.062.041.569.047.5 朝青龍
11月145.080.060.571.5102.062.543.071.560.0 朝青龍
19年  1月147.582.560.571.5102.067.060.073.060.5 朝青龍
3月183.083.062.071.5103.567.563.573.048.5 
5月240.583.562.071.5115.0