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2015年6月

2015年6月24日 (水)

白鵬は親方になり、理事長になったら(羽黒蛇)

白鵬は親方になり、理事長になったら(羽黒蛇)

 

読者からのコメント

「昨年末の力士会で会長の白鵬が千代鳳と琴勇輝が立合い前に「ハッ!」「ホウッ」と雄たけびをあげることについて、「犬じゃないんだから吠えるな!」「やめろ!」と叱責したことが問題になった。

審判部や部屋の親方が注意すべきことを横綱がしたというのが、いかがなものか(けしからん?)ということである。

そもそもこのような問題は親方または審判部が注意すべきもの。彼らが何もしないから力士会長の白鵬が注意したと、私は了解する。」

 

白鵬が、日本国籍をとって親方になったとしても、「理事・理事長は日本人でないとまずい」という意見は、相撲ファンの間で根強い。日本人ではいと、日本の伝統文化である相撲の本質を理解できないという論理。

読者のコメントに、「白鵬はモンゴル人であること(日本人とは違う)は、いろんな所作、話題になる所業をみればよく分る。」と心配の声が寄せられている。

 

では、果たして、北の湖理事長は、相撲の伝統を継承するにふさわしいのだろうか。

まず、読者のコメントに「親方を評議員にしたり、小林慶彦のような得体の知れない男を側近にする」問題が指摘されている。

 

北の湖理事長が退任したのは、直接的には弟子の白露山の大麻問題だった。しかし、私は、時津風部屋での弟子死亡事件にたいして、理事長がだんまりを決め込んだ方が罪は大きいと考える。

北の湖理事長の論理は、部屋の問題は部屋で解決すべきで、理事長が口出しすべきでない、であっただろう。

これは、相撲協会の伝統的な考え方であるから、相撲に深くかかわっているファンほど、北の湖理事長を批判するのをためらう。

しかし、時代は変わった。

どの部屋であろうと死亡事件がおきたら、協会のトップとして理事長が責任をとる(辞任するという意味ではなく、問題を解決し、再発を防止する)必要がある。

北の湖は伝統的すぎて、時代が要請する適切な対応ができなかった。

 

では、白鵬ならできるのか。

そのヒントが、冒頭にあげた、力士会での雄たけびをやめさせる発言にある。

白鵬は、北の湖と違って、本来部屋の親方がすべき弟子への指示を、相撲協会全体を考え、どしどし提言するタイプの理事になるような気がする。

 

では、白鵬が理事長になるのがよいと思うか。

私は中立的立場であるが、浅香山理事長と白鵬理事長のどちらがしっくりくるかと質問されたなら、魁皇が理事長、と今は思うのである。

 

羽黒蛇

2015年6月18日 (木)

外国人は親方になれないルールは、反社会的差別なのかもしれない(羽黒蛇)

 

外国人は親方になれないルールは、反社会的差別なのかもしれない(羽黒蛇)

 

 

 

一つ前の記事で、「外国人は親方になれないとは、高見山を迫害するために設定したルール」と書いたところ、読者から「理事長武蔵川が反主流の高砂の弟子とはいえ苛めなんて想定できません。 」との趣旨のコメントを頂きました。

 

 

 

ルールを設定した意図は、今となっては分かりませんが、私には「高見山を迫害するため」に見えます。読者の方は、武蔵川理事長の人となりを知っているから「ありえないことだ」と思われるのでしょうが、私のような一般人は史実のみから「イジメなのではなかったのか」との感想をいだきます。

 

 

 

外国人は親方になれないルールは、客観的には理不尽である。

 

日本相撲協会は公益法人なので、評議員の資格に日本国籍が求められるとしたら、それは理解できる。評議員は経営であり管理である。

 

しかし、弟子を育成する親方は、経営ではなく、技能者である。日本人ではいとできない仕事とは思えない。

 

 

 

公益法人は税金を軽減されているから、公共の目的に報じる必要があり、

 

パチンコに肖像権を売るような小林顧問を解雇するのが評議員の仕事であり、

 

外国人は不可とは言わないが、日本人が望ましい。日本人の方が社会のルールや常識に通じているという前提を認めるから。

 

 

 

外国人は親方になれないルールは、反社会的差別なのではないかと、ネットで調べたら、一般人の方の見解を読んだので要約して引用します。

 

 

 

http://blog.livedoor.jp/vek2666/archives/1033504.html

 

どうして外国籍でも力士にはなれるのに、年寄は日本国籍に限ったのかと言う理由までは良くわかりません。

 

なお学説では批判が多いのですが、実務上は、会社の取締役、監査役などを定款で「日本国籍の者に限る」と言う様な資格制限は可能であるとされています。

 

 

 

http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2010/02/post-895f.html

 

日本相撲協会の「年寄」は、公権力を行使するような存在ではありませんので、国民主権の原理とはとりあえず何の関係もありません。すると、年寄名跡の襲名を日本国籍保有者に限定する合理的な理由はなさそうに見えます。

 

 

 

以下は昔の財団法人日本相撲協会のルールを分析した記述。

 

年寄は、「理事長の指示に従い、協会事業の実施にあたる」(第40条)とされており、給与が支給されている(第74条)ことを考えると、年寄は、日本相撲協会との関係では「労働者」であるといえそうです。すると。年寄名跡の襲名を日本国籍を有する者に限定した第48条第3号は、「使用者は、労働者の国籍、信条又は社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱をしてはならない。」と規定する労働基準法第3条または日本国憲法第14条に反しないかが問題となります(なお、労働基準法第3条の「労働条件」に「昇進・昇格等」が含まれることについては、大阪地判平成17328日判タ1189号98頁等の裁判例があり、最判平成17126日民集59巻1号128頁もそのことを前提としているというべきでしょう。)。

 

もちろん、上記最判平成17126日においては、「公権力行使等地方公務員の職務の遂行は,住民の権利義務や法的地位の内容を定め,あるいはこれらに事実上大きな影響を及ぼすなど,住民の生活に直接間接に重大なかかわりを有するものである。それゆえ,国民主権の原理に基づき,国及び普通地方公共団体による統治の在り方については日本国の統治者としての国民が最終的な責任を負うべきものであること(憲法1条,15条1項参照)に照らし,原則として日本の国籍を有する者が公権力行使等地方公務員に就任することが想定されているとみるべきであり,我が国以外の国家に帰属し,その国家との間でその国民としての権利義務を有する外国人が公権力行使等地方公務員に就任することは,本来我が国の法体系の想定するところではないものというべきであ」り、「普通地方公共団体が,公務員制度を構築するに当たって,公権力行使等地方公務員の職とこれに昇任するのに必要な職務経験を積むために経るべき職とを包含する一体的な管理職の任用制度を構築して人事の適正な運用を図ることも,その判断により行うことができるものというべきである」として、「普通地方公共団体が上記のような管理職の任用制度を構築した上で,日本国民である職員に限って管理職に昇任することができることとする措置を執ることは,合理的な理由に基づいて日本国民である職員と在留外国人である職員とを区別するものであり,上記の措置は,労働基準法3条にも,憲法14条1項にも違反するものではない」と解したわけですが、日本相撲協会の「年寄」は、公権力を行使するような存在ではありませんので、国民主権の原理とはとりあえず何の関係もありません。すると、年寄名跡の襲名を日本国籍保有者に限定する合理的な理由はなさそうに見えます。

 

 

 

引用終わり

 

五代目 錦木 (大達羽左ェ門@OdateUzaemon)

@OdateUzaemon: 1江戸相撲の幕内に名を連ねた五人の錦木の最後を飾る五代目は、文政五年岩手県北上市里分、北上川沿いの工藤家に生まれる。弘化二年二月、数え24歳で西二段目16枚目に付出されたのが初見で、逆鉾亀之助で「モリオカ」頭書。二所ノ関門人で、生粋の南部力士である。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 2なお、彼の師たる二所ノ関は三代目だが、以前述べた通り初代錦木の二所ノ関等は南部頭取と思われ、一方三代目は「相撲細見記解」の年寄連名にも記載がある為、正式の江戸相撲年寄としては初代と推定される。しかし彼の土俵歴は詳らかでなく、元力士ではない可能性も考えられている。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 3話を逆鉾に戻す。この逆鉾は歴代の錦木と比べ初土俵時は力量不十分だったようで、初土俵は負越に終わる。翌場所下の名を幾右エ門と改めたが七戦して全敗に終わり、翌場所も初日大山に敗れたのみで全休。その次場所では二段目22に落とされるなど、その出世は遅々としている。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 4それでも弘化411月には巨人三楯山に勝つなど地道に力を付け、翌5年春は82敗と大勝ちする。四日目には、この場所やや不調だったとはいえ破竹の勢いの雲竜、後の横綱免許力士にも土を付けている。着実に番付を上げて嘉永3年春には南部ゆかりの玉川浪五郎と改名する。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 5なお、これより先の弘化42月に頭書がモリオカから江戸に変わっている。この場所は他にも盛岡頭書で大関の秀の山が江戸頭書になったのを筆頭に全力士の盛岡頭書が消えている。逆鉾も江戸頭書となり、嘉永311月玉川改名後に「ヲウ州」頭書に戻っている。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 6玉川は嘉永511月十枚目入りを果たす。余談ながら、この年二場所連続して千秋楽結びの一番を勤め、何れも勝ち名乗りを受けている。十枚目時代の玉川は小柳雲竜といった幕内強豪には勝味が無かったものの、下位力士には安定して白星を上げ毎場所五分に近い成績である。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 7嘉永711月、初顔で勝ってから実に9連敗していた雲竜と預り相撲を取ると、翌安政3年正月も預り相撲を取る。二場所とも2枚目で五分の星ながら、特に後者の場所は巨人白真弓、幕内中堅の実力力士一力を破っているから、星の中身も考慮されたか翌11月に入幕、錦木と改名する。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 8入幕後の錦木の成績は五分から負越が多く、筆頭にまで昇進したのは上位力士の引退が相次ぐと共に、鬼面山大鳴門陣幕虹ヶ嶽の阿州四強が現れた東方に対し錦木の属した西方がやや人材不足であった事による幸運であっただろう。それでも時折上位陣を倒し、幕内中堅に相応しい活躍をした。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 9結局幕内で勝ち越したのは安政611月の432預だけで、鬼面山を倒し雲竜と預かった当場所が彼の唯一の活躍場所といえる。最高位の西筆頭となった万延元年10月は全休、続けて三場所も全休して現役死したから、既に体調が悪かったのだろう。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 10最後に初土俵以降の主な力士との星取。強豪力士には歯が立たなかったが、入幕前は倶利加羅(十枚目以降は共に西方となり顔が合わず)、入幕後は一力、生涯を通しては武蔵潟が好敵手であった。(完)

雲竜

○●●●●●●●●●アア●●ア●

倶利加羅後黒崎

●○○○○

武蔵潟(嘉永3春のみ相模野)

○●○○○●ア○○●○●○●ア

和田ヶ原

●○○○○○

響灘

●●×●●×●●●×

小柳(大関)

●●●●●

猪王山

●●×ア●

一力

○××●××

弥高山改鬼面山

○●●●○●

 

@OdateUzaemon: 1弘化42月は大関秀の山の盛岡頭書が江戸となった他、幕内だと柏戸天津風三ッ鱗の盛岡頭書も消えている。この内三ッ鱗は出身地の日向頭書となり大淀と改名した上、当場所を最後に江戸を去り大阪相撲に身を投じているため、何らかの事情があった可能性もある。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 1弘化42月は大関秀の山の盛岡頭書が江戸となった他、幕内だと柏戸天津風三ッ鱗の盛岡頭書も消えている。この内三ッ鱗は出身地の日向頭書となり大淀と改名した上、当場所を最後に江戸を去り大阪相撲に身を投じているため、何らかの事情があった可能性もある。 #sumo

 

@OdateUzaemon: 錦木関取昇進記念(?)の幕内錦木略伝は以上です。なお、明治初期の十枚目、大淀改錦木に関しては星取など資料不足の為割愛し、幕内昇進者のみとしました。内容には細心の注意を払っていますが、見落し等ありましたらご連絡下さい。

 

@OdateUzaemon: 参考資料

相撲起顕

日本相撲史上巻

相撲の史跡(主に四巻)

年寄名跡の代々

大相撲人物大事典

なお、江戸時代相撲名鑑については相撲史研究家の方々から誤謬が多いとのご指摘があり、出来る限り他資料での裏付けを優先しました。

2015年6月17日 (水)

白鵬が年寄にならなくても部屋で弟子を育成する可能性、年寄名跡は日本国籍が条件は妥当か(羽黒蛇)

白鵬が年寄にならなくても部屋で弟子を育成する可能性、年寄名跡は日本国籍が条件は妥当か(羽黒蛇)

 

昨日のブログ記事で引用した相撲協会のルールを再読した。

旧相撲協会のルールによると、「年寄名跡の襲名は、日本国籍を有する者に限ることとする。」

現相撲協会のルールには、「第46条 この法人は、相撲道を師資相伝するため、相撲部屋を運営する者及び他の者のうち、この法人が認める者に、人材育成業務を委託する。」

 

「人材育成業務を委託するのは相撲協会の年寄名跡を襲名した者でなければならない」という条件は、公表されている定款に書かれていないが、公表されていない細則には書かれているのかもしれない。

 

白鵬はモンゴル国籍のまま年寄名跡を襲名できない。しかし、この法人(相撲協会)が認める者に白鵬が選ばれ、人材育成業務を、親方でない個人としての白鵬に委託する可能性はあるような気がする。

 

「親方にはなれないが、弟子は育成できる」とは、長年相撲を見続けてきたファンとして思いつかない発想であるが、ルールはあくまで書かれたもの(相撲協会の定款・細則)で判断されるべきで、「弟子を育成できるのは、年寄名跡を襲名したものに限定」というルールがなければ、可能性は否定できない。

 

とは言っても、「日本国籍をとって年寄名跡を襲名しなければ弟子の育成はできない」「白鵬はモンゴル国籍のままでは、親方になれず、弟子の育成はできない」、という大相撲の常識は貫かれるだろうという根拠は多数ある。例えば、次の北の湖理事長の発言。

 

夕刊フジ 2014.11.24

北の湖理事長、大相撲九州場所で大鵬に並ぶ史上最多32度目の優勝を果たしたモンゴル出身の横綱白鵬について、日本国籍を取得していないことから、顕著な功績をたたえて力士名のまま親方になれる「一代年寄」を授与しないとする以前からの見解を、あらためて示した。

相撲協会は年寄名跡の襲名者を「日本国籍を有する者に限る」と規定している。同理事長は「昔から決まっている。日本の伝統でもあり、大事にしないといけない」と話した。

 

ここで疑問が一つ生じる。日本国籍が親方の条件となったのはいつからなのだろうか。

Wikipediaには、「年寄には日本国籍が必要という規定は、高見山の現役時代に制定された。」と書いてある。

 

もしこれが正しいとすると、たったの30-40年のルールを、北の湖理事長が「日本の伝統でもあり、大事にしないといけない」という発言は、伝統という言葉の使い方を間違えている。

 

後に日本国籍を取得するが、当時アメリカ人である高見山。現役力士高見山は許容するけど、親方として相撲協会に残ることに反対して、高見山を締め出すために、ルールを変更したとは、まるでイジメである。

 

そもそも制定すべきでなかったルールを、「日本の伝統」と発言し、「大事にする」とは、本来「大事にすべき相撲の伝統」を、理事長は本当に理解できるのだろうか、という疑念が生じる。

高見山を迫害するために設定したルールが、30数年後に、白鵬を迫害している、という見方も成り立つ。

 

羽黒蛇

2015年6月16日 (火)

本当に日本国籍以外の親方は禁止されているのか(羽黒蛇)

本当に日本国籍以外の親方は禁止されているのか(羽黒蛇)

 

この問いに対して、私を含めほとんどの相撲ファンは、「昔から禁止されている」と答えるであろう。「禁止されているとテレビや新聞で報道されている」から、白鵬は日本国籍をとらないと親方になれないはずなのである。

 

しかし、相撲協会のルールに「日本国籍をとらないと親方になれない」と書いてあるのを私は見たことはない。

公益法人として認められる前の、財団法人日本相撲協会のルールには「年寄名跡の襲名は、日本国籍を有する者に限ることとする。」と書いてあり、これは公表されている。インターネットでも読むことができる。http://www.geocities.jp/mmts_sumo/saisoku.htm

 

白鵬が親方になれない問題を考えるにあたり、相撲協会の定款を読んだ。

「日本国籍でないと、年寄名跡を襲名できない」とは、定款には書いていない。ではどの規定に書いてあるのでしょうか。

 

おそらく、細則に書いてあるのでしょう。しかし細則は公表されていません。

何故、公表されないのでしょうか。

 

ここからは私の妄想です。

相撲協会には、二種類の細則が準備されている。

白鵬が日本国籍をとったら、旧財団法人時代の細則と同じ「年寄名跡の襲名は、日本国籍を有する者に限ることとする。」と書かれた細則が公表される。

白鵬が日本国籍をとらないまま引退したら、「年寄名跡の襲名は、日本国籍を有する者を原則とするが、理事会が認可する者はこの限りではない。」という趣旨の細則が公表され、白鵬はモンゴル国籍のまま親方となる。

以上、妄想を終わります。

 

相撲協会が細則を公表しないのは、ぎりぎりまで白鵬に日本国籍をとるように促し、どうしても日本国籍をとらない場合は、相撲協会があきらめて例外を認めるという妄想。白鵬に親方になって欲しいがための妄想ではなく、融通無碍な相撲協会ならこれくらいの用意周到な準備をしているのではないかという妄想である。

 

この妄想を打ち消すには、現在の相撲協会の細則を読むしかない。

お持ちの方がいらっしゃいましたら、教えていただきたい。

相撲ファンには公表されていないけど、マスコミ関係者には公表されているのだろうか。

少なくとも評議員はお持ちでしょうから、評議員と親しい方で個人的に見せてもらった方いらっしゃいましたら、教えてください。

 

羽黒蛇

 

現在の相撲協会の定款(親方に関連する部分を引用)

第8章 相撲部屋における人材育成業務の委託

(相撲部屋における人材育成業務の委託)

46条 この法人は、相撲道を師資相伝するため、相撲部屋を運営する者及び他の者のうち、この法人が認める者に、人材育成業務を委託する。

2 この法人は、委託業務に関して、規程に定める費用を支払う。

3 委託業務に必要な事項は、理事会が別に定める。

 

第9章 年寄名跡及び年寄

(年寄名跡)

47条 年寄名跡は、この法人が管理するものとする。

2 退任する年寄は、この法人に年寄名跡を襲名する者を推薦することができる。ただし、退任後5年以内を限度として推薦するものとする。

3 年寄名跡を襲名する者は、年寄資格審査委員会で審査した結果に基づき理事会で決定する。

4 何人も、年寄名跡の襲名及び年寄名跡を襲名する者の推薦に関して金銭等の授受をしてはならない。

5 前項の定めに違反した者は厳重な処分をすることとし、これを含めて年寄名跡に関する規程は理事会が別に定める。

 

(年寄)

48条 この法人には、協会員として年寄を置く。

2 年寄は、年寄名跡を襲名した者とする。

3 年寄は、理事長の指示に従い、協会事業の実施にあたる。

 

 

財団法人 日本相撲協会寄附行為施行細則 (昔の相撲協会のルールです。今これが継承されているか、確認はできていません。)

 

第四十八条

年寄名跡の襲名継承については、次の通り定める。

年寄の名跡は、年寄目録に記載されたものに限る。

年寄の名跡は、理事会の詮衡により、これを襲名・継承せしめ、年寄名簿に登録する。

年寄名跡の襲名は、日本国籍を有する者に限ることとする。

幕内一場所全勤の力士および十枚目力士にして、連続二十場所・通算二十五場所以上出場のもの でなければ、年寄になることができない。

但し、師匠の名跡を継承しようとする十枚目力士にして、現役より師匠の名跡を襲名継承しよう とするもの、または現役のまま名跡を継承しようとするものは、理事会の承認を経たときは、本 文の制限によらなくてもよい。

横綱には、その引退に際し、力士名のまま五年間年寄としての資格を与えることができる。(昭和 三十四年八月改正)

行司の庄之助および伊之助を襲名したものには、年寄の待遇をすることができる。

年寄の名跡を襲名・継承したものおよび年寄としての資格を与えられたものは、加盟金を協会に 納めなければならない。

加盟金額は、当分金参千円也とする。

年寄の名跡を襲名・継承するものは、力士引退届と同時に年奇襲名・継承届を、協会に提出しな ければならない。

五年間襲名・継承者のない年寄名跡は、協会に帰属する。

年寄名跡の得喪、変更に関しては、理事会の議決を経て、別に定める。

年寄には、年寄名跡金を支出することができる。(昭和六十一年十一月改正)

年寄名跡金の金額は、当分年六拾万円とし、会計年度末に支給する。(昭和六十一年十一月改正)

 

以上

2015年6月15日 (月)

白鵬や親方になれるのか(羽黒蛇)

 

白鵬や親方になれるのか(羽黒蛇)

 

 

 

白鵬が好ましくない言動や行動をとり始めたのは、日本国籍をとらなくても一代年寄となると思っていたのに、それが実現しないから、

 

白鵬はモンゴル国籍を捨てることができないから、今のままでは引退すると親方となれない。という説が週刊誌に載っていた。

 

 

 

申請すれば取れる日本国籍を申請しないのだから、情況としては白鵬はモンゴル国籍を変えないようである。

 

白鵬が親方になれるのか、相撲の中でも賛否両論。自分の周りの意見の傾向は、深い相撲ファンほど、「親方の条件として日本国籍」を白鵬のために変えてはいけないという意見。

 

 

 

普通の相撲ファンの多くは、白鵬の功績を考えると、彼にだけモンゴル国籍のまま親方となることを認めてもよいという意見。

 

若乃花、曙、朝青龍と横綱が親方とならずに相撲協会を去るのは、ファンとして残念。白鵬が親方になれなければ、本人も、ファンも、将来の相撲協会にとっても大きな喪失。

 

 

 

相撲協会の親方が外国国籍だと、いかなる問題が生じるのだろうか。

 

外国籍では、相撲協会の目的である「相撲を文化として伝承、発展させる」ことができないからなのか。白鵬が、「相撲を文化として伝承、発展させている」第一人者である事実より、この前提は否定される。

 

 

 

相撲協会は、公益法人で、税制上の優遇を受けている、言い換えると国民の税金で運営されているから、その構成員は日本国籍でなければならないのか。法律的な論議をする力は私にはないが、日本国籍でも税金を食い物にする人物はいるだろうし(例:相撲協会小林顧問)

 

 

 

外国籍でも能力があれば、税金を使うにふさわしい仕事ができる。

 

私のイメージは公務員としての外国人ではない。建築や美術に税金が使われる時に、日本人の作品でないと採用不可となるのだろうか。そうではない。

 

白鵬の親方としての能力は後者にあたる。

 

 

 

後知恵であり、結果論であるが、新公益法人を申請する時に、「親方は日本国籍を条件とするが、相撲協会が功績を認めた力士は例外として外国籍でも親方になれる」という変更を、そっと入れておけばよかった。

 

白鵬の態度が悪印象となった今、このような変更はわざとらしくて、やりにくい。

 

 

 

羽黒蛇

 

2015年6月14日 (日)

いわゆる白鵬問題について、思いつきの文章(羽黒蛇)

 

いわゆる白鵬問題について、思いつきの文章(羽黒蛇)

 

 

 

私は相撲協会はこうあるべきという意見を持っているが、

 

横綱は、力士は、こうあるべきだと発想がない。

 

白鵬が稀勢の里との一番で、「明らかに自分が勝っていたのに物言いがついたのは不当」と審判批判をした時に、単に「白鵬はそう思ったんだ」と思ったが、白鵬を批判する気は起きなかった。

 

 

 

横綱は、力士は、こうあるべきだと発想がない。

 

だが、こういう横綱や、力士が好ましいというて欲しいという想いはある。

 

審判批判する力士より、しない力士が好ましいし、

 

ガッツポーズする力士より、しない力士が好ましい。

 

所作がいい加減な力士より、所作に忠実な力士が好ましい。

 

 

 

朝青龍がガッツポーズをしても、彼はそういう横綱なのだという事実を受け止めるだけ。ガッツポーズして欲しくないけど、非難する気持は起きない。

 

白鵬が審判批判をしても、彼はそういう横綱なのだという事実を受け止めるだけ。審判批判をして欲しくないけど、非難する気持は起きない。

 

 

 

外国人力士は、相撲の伝統を理解していないと批判されるが、外国人力士にも相撲の伝統をふまえている力士はいる。一方、日本人力士でも、相撲の伝統を理解せずに、不適切な言動や行動をとる者はいると想像する。

 

今現役の日本人関取にいないとしても、将来は出るという前提で制度設計すべきだろう。

 

 

 

外国人だからと特別視しないで、全力士に対する伝統の継承と教育が必要なのである。

 

その際に、常識や暗黙知を前提としないで、やるべきこと、やってはいけないことを、文書化した方がよい。

 

勝った時に、ガッツポーズをしてはならない。

 

負けた時に、物言いはつかないのかという視線禁止。

 

審判の判定については、審判部に異議を唱えることはできるが、マスコミを含め外部に表明すること禁止。

 

巡業を休んだ時はサッカー禁止。

 

休場した時はサーフィン禁止。

 

朝青龍が引退に追い込まれた理由を禁止する表現が難しい。暴力をふるってはならない、と書くのがよいのだろうか。

 

 

 

話を白鵬に戻す。

 

朝青龍が引退して白鵬が一人横綱として相撲界を支えていた頃は、品行方正な相撲の伝統に忠実だというイメージがあった。今はない。好印象の白鵬も、悪印象の白鵬も、どちらも真実の(本当の)白鵬である。

 

 

 

私は、横綱は品格がなければならない、とは考えない。

 

品格のある横綱も出現するし、品格のない横綱もいる。横綱に品格があれば、素直に喜ぶ。横綱に品格がなければ、嘆いたり批判しても無駄なので、品格なき横綱の相撲を見るだけ。

 

 

 

私の相撲を見方は、相撲・横綱・力士はこうあるべきだという前提はなく、あるがままを見るだけ。

 

その一方で、こういう相撲が面白いからもっと見たい、こういう力士を見たい、こういう横綱であって欲しい、という想いはある。

 

白鵬については、羽黒山のように、長く横綱をつとめて欲しい。

 

 

 

羽黒蛇

 

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